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四
「そうなんやわ。で?」
「へえ。悪い予感がよぎりましたもんで」
「で、的中したと……ほな、入ろうか?」
中は八畳一間程度の広さであり、窓がないためかなり薄暗い。
「えろう暗いなあ。にしても、木の匂い、すごくね?」
「へい。この辺りの杉か何かだと」
そう答えた親分、手に持った提灯にて一箇所を照らし
「旦那、ここです」
「どれどれ? お、心の臓を一突きかいな」
さらに破近、凶器にも目をやり
「どこにでもあるような小刀やわ」
「そうなんやわ。で?」
「へえ。悪い予感がよぎりましたもんで」
「で、的中したと……ほな、入ろうか?」
中は八畳一間程度の広さであり、窓がないためかなり薄暗い。
「えろう暗いなあ。にしても、木の匂い、すごくね?」
「へい。この辺りの杉か何かだと」
そう答えた親分、手に持った提灯にて一箇所を照らし
「旦那、ここです」
「どれどれ? お、心の臓を一突きかいな」
さらに破近、凶器にも目をやり
「どこにでもあるような小刀やわ」
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