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十四
「確かにそうですね、旦那。この月に入ってからも、これで四件目ですから」
そう言いながら、指を折っている喜助。
ここで湯飲みから顔を上げた破近
「ところで、女将はん?」
「はい?」
「さっき気づいたんやけど、ここって、まさに鰻の寝床やね?」
「ええ。かなり前に京のお方が造られた、こう聞いております」
「さすが京の人間やな……でな、何か気づいたら、すぐに言いにきて欲しいんやわ」
これに相手が
「ええ、もちろんですとも」
「確かにそうですね、旦那。この月に入ってからも、これで四件目ですから」
そう言いながら、指を折っている喜助。
ここで湯飲みから顔を上げた破近
「ところで、女将はん?」
「はい?」
「さっき気づいたんやけど、ここって、まさに鰻の寝床やね?」
「ええ。かなり前に京のお方が造られた、こう聞いております」
「さすが京の人間やな……でな、何か気づいたら、すぐに言いにきて欲しいんやわ」
これに相手が
「ええ、もちろんですとも」
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