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「へい。これに間違いなかろうと」


 橋に近寄って、下を覗いた破近

「こら、落ちたらあの世行きやわ!」


「どうされるおつもりで?」


 破近、いともアッサリと

「戻ろ」


「へ? 下手人が橋の向こうにいるのに?」


「命あっての物種やん!」


「そりゃそうですが」

 そう言った喜助、ぽそっと


「下手人を捕らえたあかつきにゃ、冷奴姐さんも惚れ直してくれるのになあ」


 これに


「何、ぼおっとしてんねん? 早よ渡らんと、益々風が強うなってまうで!」


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