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五
しらばっくれたままの木俣様
「とにかく、わしの一存で決めたものだ。ここを出るのは一週間後だぞ!」
「フン。あの阿呆が、要らん事をぬかしたんは間違いないわ」
川原に腰を下ろし、小石を投げている破近。もちろん、輪を作っている川面の中心には――
「鬼女め!」
そしておもむろに立ち上がり、近くのデカイ石をその顔目がけて放り投げたところ
「キャッ! んもう、いきなり!」
「ん?」
破近、その声に驚き振り向くと
「ね、姐さん!」
しらばっくれたままの木俣様
「とにかく、わしの一存で決めたものだ。ここを出るのは一週間後だぞ!」
「フン。あの阿呆が、要らん事をぬかしたんは間違いないわ」
川原に腰を下ろし、小石を投げている破近。もちろん、輪を作っている川面の中心には――
「鬼女め!」
そしておもむろに立ち上がり、近くのデカイ石をその顔目がけて放り投げたところ
「キャッ! んもう、いきなり!」
「ん?」
破近、その声に驚き振り向くと
「ね、姐さん!」
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