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アーマード三国志 ~乱世を駆ける光鋼の刃 ~

作者:近藤良英
光油(こうゆ)が大陸のエネルギーを支える “装甲文明期”。
人々は光油から生成される莫大なエネルギーを用い、アーマード(戦士用装甲)と浮揚馬(ホバーホース)、光線兵器、巨大戦闘艇を操りながら生きていた。しかし、その発展は同時に権力争いを加速させ、後漢王朝は急速に腐敗と混乱に飲み込まれていく。
184年、ついに黄巾族が叛乱を起こし、光油精油所の焼き討ちや光電ネットワークの破壊で大陸は大混乱に陥った。このとき、質素なアーマードを身に着けた青年・劉備は、怪力の猛将張飛、光線剣を自在に操る“義の将”関羽と桃園で義兄弟の誓いを結び、民を救うために立ち上がる。
同じ頃、卓越した頭脳と冷徹な判断力を持つ曹操は、最新鋭アーマード部隊「魏鋼軍(ぎこうぐん)」を編成し、群雄割拠の混戦を制しながら勢力を拡大。対する江東では、孫堅・孫策の意思を継いだ孫権が、光油海運と最新戦闘艇を基盤に大国・呉を築いていく。
やがて曹操は、無数の戦闘艇と浮揚騎兵を率いて南下。天下統一を目前にしたその進軍を、劉備と孫権は同盟を結んで迎え撃つ。光油を炎上させる特殊兵器で挑む呉の軍師・周瑜、精密な光電気流を操る軍師・諸葛亮(孔明)の策略が重なり、歴史に残る「赤壁の戦い」が勃発する。
炎と光が長江を照らした結果、曹操軍は壊滅し、ここに魏・呉・蜀が並び立つ“三国時代”が始まった。
劉備は蜀を建国し、孔明の指揮のもと北伐を開始。しかし、度重なる戦いと補給難に苦しむ蜀軍は、五丈原で司馬懿率いる魏鋼軍と対峙する。孔明は過労により倒れ、死を悟ってなお、その知略を死後の布陣にまで仕込んでいた。孔明亡き後、蜀の力は衰え、魏では司馬氏が台頭。最終的に司馬炎(晋)が三国を統一し、光油文明をめぐる争乱の世に終止符を打つ。
“アーマード三国志”は、英雄たちが鋼鉄の鎧と浮揚する戦場で己の志と義をかけて戦う、壮大なSF歴史譚である。
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