サイトウナツキ2 ~アナグラム~
前回の「サイトウナツキ」の続編、というか答え合わせ回です。多分。
アナグラム
よくある言葉遊びの一つで、単語の文字を並び替えて別の単語にするといったもの
例えば、
サイトウナツキ
これをローマ字で書いてみると、
saito natuki
「ちょっと待って」
「ん、どーした?」
「サイトウの【ウ】って、たしかにローマ字だと書かなくていいんだけど書いた方が良くない?」
「いーじゃん今回の話には関係ないんだから」
「そんなことないと思うけどなあ。後、ナツキの【ツ】ってtsuじゃない?sつけるやつ」
「細かいなあ…。それも今回の話には関係ないから別にいいの」
「あーそう。後悔しても知らないよ」
「はいはい…じゃあ、続けるよ」
というわけでそう、アナグラムの話に戻るけど
saitou natsuki
これの苗字と名前の頭文字、【s】と【n】を入れ替えると
naitou satsuki
ナイトウサツキという、まるで別人みたいな名前に…
「ちょっと待って」
「今度はなに?」
「…ちゃんと指摘通り変えてくれてありがと、助かったよ」
「はいはい…というか、このまま【ナイトウサツキ】を芸名にするんじゃダメだったの?」
「んーまあそれでも良かったんだけど、ちょうどこの名前考えてた時に、とある映画についての話を聞いたんだよね」
「あーあの、サツキとメイの女の子2人が出てくるやつね」
「パクっちゃった」
「おい」
(ま、誰かさんに簡単に解かれたくなかったってのもあるけどね)
サツキは昔の言葉で【皐月】、つまり五月を表す。
メイは英語の読み方で【May】、つまり五月を表す。
というわけで、サツキと同じ意味を持つメイって名前を使って【内藤メイ】
「ちょっと待って」
「もー今度はどした?」
「私の誕生日は五月です」
「知ってるよ、おうし座の5月3日でしょ」
「え、覚えてくれてたんだ…」
「覚えやすいしね、ゴミの日ってことで」
「なんか言った?」
「イエナニモ…で、何が言いたいの?」
「私の友達に、えっと…サナちゃん・トツキちゃん・ウイちゃんっているんだけど」
「ふーん…芸能関係の友達か何か?」
「まあそんなとこ。で、その3人にこの芸名の由来を教えてあげたんだ」
「なるほど、で?」
「その時は『えー奇跡じゃんスゴーイ』とか『よくそこまで意識できるね』ってほめてくれて超嬉しかったんだけど、君はどーしてそう淡々と話していくかなあ」
「何の話だよ」
内藤メイ
ないとうめい
ない、とうめい
透明がない
「これはメチャクチャだよね」
「しょーがないじゃん、ヒントに使えるなーって何となく思いついて急遽言ってみただけなんだし」
「そんなに僕に解かせたかったの?」
「そーじゃないんだけど…せっかくなら、ヒント出しまくった上で君に勝つのも良いかなーと」
「いや、解かせる気マンマンだったでしょ」
「その上で勝つってのもいいと思うんだよねー」
「別に謎解きされないイコール勝つ、ってわけじゃないと思うんだけどなあ」
「んーでも負けたって感じでちょっと悔しいかも。ま、今度は勝つけどね」
「ふーん…今度、ね」
「…」
「とまあ、これが僕の謎解きです。急に口調が変わったのは、今度の後輩役の練習かなにか?」
「まーね。とりあえず語尾に【です】って付けたら、なんか可愛い後輩っぽくならない?」
「んーそうなのかなあ…?ちなみに、どんな話なの?」
「えーっと、名前は楠谷ソチア。前作の主人公の後輩なんだけど、その主人公がこの前の最終話でいなくなっちゃったから、続編で主人公見つけるために頑張るってお話かな」
「へー、せっかくだし僕も見てみようかな」
「ダメ」
「えーなんで」
「だって…悔しいじゃん」
「悔しい?恥ずかしいとかじゃなくて?」
「とにかくダメ」
「えー」
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「しかしさー」
「どしたの?」
「せっかくアナグラムで僕に謎解きさせたいなら、もーちょっとひねろうよ」
「…え?」
「さっき話に出てた、サナ・トツキ・ウイって子の名前も【サイトウナツキ】のアナグラムというか、並び替えただけじゃん。バレバレ」
「…」
sana totsuki ui
saitou natsuki
「もっとこう、アルファベットの母音と子音を駆使するというか…カタカナ並び替えただけだし、急に知らない名前出てくるしすぐ分かっちゃったよ」
「…?」
「こんなので僕に勝とうとするなんて、まだまだだね」
「そ、そうだね…負けちゃった」
勝っちゃった。
駄文お読みくださりありがとうございます。
…正直、続編なんて出すつもりもなかったんですよね。答え合わせもいらないかな…というのと、結局は後付けになっちゃう気がしてしまうので。
でも思いついちゃったんで、とりあえずその勢いで書いてしまいました。
ネタが思いついたら、続きを書くかもですね。(果たして何年後になるのでしょうか?)