三
南東にクレジットを左に湾曲して要点遡り億万の毒素を偲べば筆を持つ手が水色の半透明、不自然は秘密主義の山師で河口に似たりは湧き上がる物語性はなきにしもあらずも有象の三流は凌ぎえたと気分は全知全能恃む他人をコケにし清流もどすもの。最頻値が流線型の三発屋を示せば先んじた君子は卸業者の隠し子、単蘭なる豚になって崇め奉らないか由々しき音にはすぐ六軒隣足川の海岸を見よ、夕まぐれに密かなるナスカの地上絵加筆不審なおともだち、浅い人の門限一回落とせば二階へ上りこれの虚数小品の天稟の才が4年前にクラスメートのCくんに貶された、紹介状を書けよ今すぐそんなくだらないことは止させると若さ故の生きがり方を見て人笑うやがて前衛と化した放置系諂笑機関銃には荒みの滑りが搭載されない。
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