レジスタンスと王都の宿屋
このレジスタンスの前に転移したらコチラは何もしていないのに攻撃してきた。
そして、こいつらをボコボコにすると、何故かレジスタンスの奴らが話し始めた。
「実はこの街はすごく栄えていたのです。ですが、前領主様が無くなってからこの有様。」
「あなたほどの力があればこの街を助けられるのではないのでしょうか。」
俺はこいつら全員を利用する。
悪く思わないでくれ。
「いいだろう お前たちの仲間になりこの街をなんとかしよう。」
「ありがとうございます!」
「助かります。」
「いや〜 助かります。」
嘘に決まってるだろ。
馬鹿なのか。
「よし、とりあえず一回その服変えてくださいませ。」
え、
服そんなに変?
「分かったいいだろう。」
「【魔法創造】【スキル作成】」
「なんだ なんだ」
「何が起こっているんだ?」
「あいつが光っている」
「完了した。」
「なんじゃこれは」
「こんな綺麗な服見たことがないぞ」
「いいな〜」
レジスタンスの奴らがなにか言っているが無視する。
「あなた達の仲間は何人ですか。」
「ここにいる6人は幹部でその他の者はこの街全てにいます。」
ふ〜ん、面白いことを思いついた。
「わかった。では今日のところは解散しましよう。そして明日の深夜0時に街から全員避難させるのだ。」
「【転移】」
そう伝言を残して転移する。
そうして、転移したのは街だ。
ここの街はさっきのレジスタンスの街ではなく、城がある街だ。
さっきレジスタンスと話していたと同時進行でここ、王都に【情報索敵】の魔法を使って必要な情報を流していたのだ。
こんな器用なことができるのはスキル【並列思考】のおかげだ。
そこから歩き出し目的の場所へ向かう。
宿屋だ。
レジスタンスの街で泊まればいいと思っていたのだがあの街は汚すぎる。
あの街に泊まりたいのは金のない者だけだろう。
そんな事を思いながら宿屋の扉へ入る。
この世界では高校生は成人しているためなんの問題もない。
「いらっしゃい 兄ちゃん泊まるのかい?」
受付は普通におばさんだった。
「はいとりあえず一晩お願いします。」
「お兄ちゃん1人かい?」
「あぁ 1人だ。」
他にも色々な書類にチェックをして
「ふむふむ、よし、もうすぐご飯ができるから荷物置いたら降りてきて。あと、部屋の鍵だよ。」
「わかりました。」
そう言っておばさんは受付の奥に行く。多分ご飯の支度だろう。
そう思いながら部屋に入る。
部屋の中は3〜5畳で机とベットしかない。
まあこれがこの世界には普通である。
それから荷物(神からもらった物)を置いて食堂に行く。
「お!来たんだね。ちょうど今食事の用意ができたとこさ。」
このおばさん多分だけどめちゃくちゃコミュ力高いと分析する。
「お〜 美味しそうですね。」
そう言いながら座る。
「そうかい!そう言ってもらえると作ったかいがあるってもんよ。」
「ではいただきます。」
うまい。
この世界で始めて食べたご飯。
最高だ。
「どうだい。美味いか?」
「えぇ 美味しいですよ!」
「おっ 兄ちゃん分かってるね〜」
今度はおっさんが出てくる。
「ここはめちゃくちゃうまい店で且つ安いという王都じゃ有名な店でな。俺たち王都の冒険者達は来るんだ。」
「へぇ〜 ということはあなたも冒険者なんですか。」
「あぁ 俺はA級冒険者だ」
「すごいんですね」
「あぁ なんていったって世界に100パーティーしかいないんだからな」
そんな話をしていると
この冒険者を呼ぶ集団がいる。
「悪いもう行かなきゃなんねーようだ。じゃあな」
「ありがとうございます。」
そんなこんなで話が終わり部屋に戻る。
それからしばらくし…
0時になる。
ここから人を殺すというのに何の罪悪感もなかった。