他の勇者たちの動向
今回は主人公ではありませんが重要です。
今回の主人公
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西口七菜
高校1年B組
橘みのとと同じクラス
で橘みのとの数少ない友達(本人は友達だと思ってない)
そして橘みのとに密かに恋心を抱いている。
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{へランド魔導王国の召喚の間}
「う〜ここどこ?」「え?やっぱ異世界転生?いや異世界転移?」「え〜ここ宮殿?」
生徒たちは口々にそんな事を言う。
そこに、
「皆のもの聞け、我はネローメルこのへランド魔導王国の筆頭魔導師であり、貴様らを召喚した者だ。お前らを召喚した目的はこの年に生まれる魔王を討伐してもらうからだ。それとこちらが本題だが今から陛下に謁見してもらうが礼儀を知らないだろうから多少の無礼は許すとの陛下からのお言葉である。
そして、陛下に謁見する前にこの水晶に手をかざしてもらう。水晶は能力を表示する能力がある。
つまりお前たちの能力を見せてもらうが問題ないな」
とネローメルと名乗るこの部屋で自分たち以外にフードを被った集団の中でフードを被っていない人が
「さっきから聞いててムカつくな」「そうだそうだ」
すると他のフードを被った男が
「呪言”静まれ”」
「‼」
すると口が開かなくなっていることに気づく。
もちろん自分もだ。
また他のフードを被った人が
「では1列に並んでください」
そのまま体が勝手に動いて1列に並ばされる。
次々に水晶に触らされてまた列を作っていく。
そしてついに私の番が来た。
水晶を触る、しかし想像していた光る力が吸い取られているなどの事は起こらず終わった。
しばらくして全員の水晶を触って一列に並ばされる儀式は終わり、またあのネローメルが
「皆の者よく聞け。この120人の中で6人がS級の勇者だった。そして、A,B級も28人ずついる。これから国王様に謁見してもらうが、S級だけで結構。後は皆、各自に与えられる部屋で過ごすように。
S級とA級は個室を貰えるが、BCDは個室ではない。
では、解散。」
ここで私は思考する。
そこにいる6人列は多分S級の勇者なのだろう。
つまり私はA級なのでは?
そんななか
「はぁ ふざけんな。」「そうだよ」「私無理〜」
「皆の者不満がある者は訴えなさい。」
「おぉ 話がわかるじゃねえか。」
「ではS級勇者様達よ コチラへ」
そしてS級勇者と呼ばれる者達は連れて行かれる。
「では他の勇者達は宿舎へどうぞ。」
そしてここから長い長い物語が始まるのであった。