プロローグ
初投稿です。
ホームレスが裕福な家庭に生まれたらどうなるか、妄想全開で書いていきます。
行き当たりばったりで書いていくので、今後の展開は、僕もよくわかりませんが、以後ご愛読よろしくお願いします。
足立区
そこは、日本の首都「東京都」の23区に属し、最も広い区である。
東京23区内において、最も土地代が安く賃貸物件の値段が安い低所得者達が住まう土地。
足立区民
足立区に住み、他区民からさげすまれるもの達のことを言う。
足立区に生ましものは生活に困窮することが多く、ある者は低賃金で安酒を飲み、その日暮らしの生活。
またある者は、他者のものを奪い、盗み、追われるような日の当たらぬならず者生活。
そして足立区民である、私は世間の侮蔑の視線に耐え忍び、東京砂漠を生きるもの、ホームレスである。
私は生活は実にエコで、地球にやさしい。
目が覚めたら、繁華街やコンビニなどへ行き食料調達(残飯あさり)をし、資源を集め(ゴミあさり)、喫煙所でシケモク集める。
これにより、私の生命は保たれるし、街にあふれる不要なごみが減り、地球とWINWINな関係を気づいているのだ。
そんな私に、転機が訪れた。
雪の降る寒い夜に、土手の高架下にある段ボールマイハウスで暖を取ろうとしたところ、家に火種が飛び、慌てて、火を消そうと川から水を汲みに行ったときに、足を滑らせ溺死ししてしまった。
そして、今目の前に神を名乗る。爺が目の前に現れる。
「お主、別の人生を歩んでみたいと思わぬか?」
「え」
「いや、お主見てて可哀想じゃからの~、次はもっといい人生を送らせてやりたいと神は思ったんっじゃがどうじゃ、何か次はこうった人生を送りたいなーとかないかの?」
「といわれても、よくわからないですよ。」
「よくわからんか~どうじゃ今流行りの強大な力を手にして、異世界へ転生するとか、イケメンになってモテモテになるとか、何でもよいのじゃぞ」
「異世界?流行りとか無縁なもので、よくわからないものは怖いです。それに神と名乗る割に随分俗物な感じですね。」
「俗物とはなんじゃ失礼な奴じゃの~まあよい、お主に希望がないんじゃこのまま死んでしまうがよいのか?」
「このまま死ぬのは嫌です!そうですね~では、少しばかり裕福で温かい家庭に生まれたいものですね。あと異世界やまったく知らない場所に行くのも怖いので、東京近辺がいいですね。でも、足立区はもういいです。できれば海があり、お洒落なところがあり、住みやすい公園なんかもあるといいかもしれないですね。」
「急にわがままになりおったな・・・それに住みやすい公園とは・・・」
「いや~希望を言えといったのは、神ではないですか。」
「それもそうじゃな、これ以上希望を言われても面倒じゃから、適当にあたりをつけとくとしようかの。では次の人生楽しむがよい。さらばじゃ~」
えっさらばじゃ~じゃないよ!なんか適当すぎるよ!人の人生なんだと思ってんだよーーー!!!
白い光に包まれた私は、気を失った。