序章 魔王と姫
雷鳴、閃光。
聳える尖塔は城の四つ方向に立っている、まるで曇り空を切り裂く爪牙のように。
「タッ」
鉄の靴は城下の土に踏み、雷鳴と共に現れた騎士は城の屋根を見つめて、大きく息を吸った。
「この城かしら?」
騎士は綺麗な長髪を掬い、ポニーテールにした。
「……いよいよ。」
東方の武闘家はからくりの拳を構えた。チャイナドレスを身に付き、簪の刺した彼女は騎士と同じ方向へと見上げた。
騎士は軽く頷き、腰にある剣を抜いた。
「行こう、棠硯、」
城の扉は魔力に斬り裂けられ、来る者を暗闇へと誘う。
「南蓮姫はこの我が――この大魔王・西宮玖瑠実が――救い出すのじゃ!」
2019.06.12著作・翻訳
日本語難しい
諦めたいわ
戦闘シーン書きたくないいいいい。
皆さんこんばんわ、こっちはネツミです。
初めての後書きですが、敬語かため口かちょっと迷ってしまってますが、一応ですます調で行かせてもらいます。
内容について語りましょう。
元々はるみ騎士様が南蓮姫を救い出すまで、あと武闘家すずりとお城の主との闘いも書きたかったのですが、どーもダルくてさ……
とにかく、紡ぎ始めたストーリーは次の章で続きますので、これからもどしどしお願いします。
それじゃ、一旦シャーペン放します。
2019.06.14 幻華 鼠