ひまわりの物語
30歳を前にして悪性脳腫瘍に見舞われて元気な体と妻を失った男。
一方、望まなかった相手との結婚、愛を感じない日々から精神のバランスを崩した女。
失望の中で出会った二人。
10歳以上の年の差、禁断の恋。
それでも通じ合う確かな「何か」
あなたの笑顔はひまわりみたいだ
太陽の光を真っすぐに受けて何よりもキレイに輝いている
だけど、きっとみんな知らない
その笑顔の裏には悲しさや、痛みがあることを
あなたはその細い身体で重い荷物を背負ってきた
その道のりの中であなたは身も心も傷つけられた
だからこそあなたの笑顔はあんなにも美しいのだろう
だからこそあなたの笑顔はあんなにも真実味があるのだろう
その笑顔を守りたい
あなたの傷を癒やしたい
嫌なこと全て忘れさせたい
あなたを愛してるから
その笑顔をいつまでも見ていたいから
その笑顔を見ているときっと見つけられるような気がするんだ
「永遠」というのを…
闘病中に妻に捨てられた主人公は「永遠」を信じられなくなる。
だけど、新しくあったその女性の笑顔に再び実体のない「永遠」というものを信じてみようと希望を見出す。