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話し合う女子高生

話し合う女子高生7

作者: つなまよし

A子「お祭りに行きたいよ!」


B子「そういえばもうそんな季節だな。」


A子「今度近くでやるみたいだから一緒に行こうよ!」


B子「そうだな、私も久々にかき氷食べたいし。」


A子「私はねー、焼きそばとたこ焼きとチョコバナナとジャガバターと綿菓子とリンゴ飴が食べたいよ!」


B子「食い物ばっかかよ…。お前は花より団子なタイプだな。」


A子「だってくじ引きやってもほしい商品とかないんだもん。」


B子「そうか?私はエアガンとか当たったら嬉しかったけどな。」


A子「女の子がそんな野蛮な物持っちゃいけません!」


B子「別に玉入れたりするわけじゃないから大丈夫だよ。」


A子「それじゃ意味ないじゃん。」


B子「まあ本来プラモデルみたいに観賞するものだからな。だから使いすぎるとすぐ壊れるんだ。」


A子「それって使いすぎたことがあるって事だよね…?」


B子「そりゃ子供だからな。友達とどちらが先に缶に当てられるかとかやった程度だよ。今考えたら玉が跳ね返って結構危なかったかも…。」


A子「ほらやっぱり危ないって!そんなのやるぐらいだったら私は金魚すくいをするよ!」


B子「金魚は食えないぞ?」


A子「そんなのわかってるよ!金魚は飼うんだよ!」


B子「金魚飼うってお前ちゃんとした水槽とかあるのか?」


A子「昔弟が使ってた虫かごに水を入れて使えば大丈夫でしょ!」


B子「そんな適当だと金魚すぐ死ぬぞ?」


A子「え、そうなの?」


B子「数日後には水面で横向きになってプカプカ浮いてる姿が見れるよ。」


A子「ど、どうしよう、私金魚さん死なせちゃった…。」


B子「あーあ、かわいそうな金魚だなー。」


A子「助けてB子ちゃん!私はいったいどうすれば!」


B子「普通にでかい水槽とろ過装置とポンプがあれば大丈夫だよ。」


A子「それを揃えるのにはいくらほどかかりますか…?」


B子「全部合わせたらだいたい5000円ぐらいかな。」


A子「そんなに高いの?それだけあればいったい何個のたこ焼きが食べられると思っているんですか!」


B子「10セットくらいは買えるだろうな。」


A子「金魚みたいな食べられないものより食べられるものの方が偉大です!」


B子「やっぱり花より団子なんだな。」





A子「そうだ、お祭りに行くなら浴衣着ていく?」


B子「えー、別に普段着でいいだろ…。」


A子「だけどせっかくのお祭りだよー?」


B子「どうせ着ても似合わないだろうし私はいいよ。」


A子「そんなことないよ、B子ちゃん絶対に似合うと思うよ!」


B子「………。そ、そうかな…?」


A子「うん!B子ちゃん綺麗だし!」


B子「そこまで言われちゃ仕方ないな…着てみるよ。」


A子「それじゃ明日浴衣買いに行こっか!」


B子「そうだなー。ただ私どんなの選べばいいか分からないから柄はお前に任せるよ。」


A子「任せておいてください!実は前々からほしいと思っていた柄の浴衣が有ったんだー!」


B子「へー、どんな柄なんだ?」


A子「かき氷がかかれてるやつなんだー!」


B子「お前はホントに花より団子なのか!!!」

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