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14ページ 癒しの魔法 前

どうも、作者です。

とても遅れてしまいました。すみません。

では、相も変わらず短いですがどうぞ。

 前回のお話~

 修行をしたら、ユーイが怪我をしました。以上。



 とりあえず、無事に部屋に戻ってきた。いや、無事でないけど。


「ただいまっと」


 左手でドアを開けると、目の前でリフィスが床に座って何か描いていた。

 見てみると、魔法陣らしい。でも、それ以外はさっぱりだった。


「おっ、帰ってきたか」


 リフィスは小さな絵筆を置いて、顔を上げた。人懐っこそうな丸い青の目をぱちくりさせる。

 

「んで、どうだった?修行」


「ん、ぼちぼち……かな」


 使い古しの剣をそこらにたてかけて、ベッドの端に座る。

 ユルグも近くの椅子に飛び乗った。


「何はともあれ、修行は続けていくぞ。毎日一回ぐらいはな」


 うわぁ……。自分で言い出したことだけどこれは酷い。

 そりゃ上達はするだろうけれど、その前に体が持たないや。


 少し間が空いてリフィスが、


「そうそう。もう夕食だってよ」


「えっ、じゃあはやく行かなきゃ」


 特に準備するものもないので、二人と一緒に階下に降りて受付の部屋の右にある

 食堂に向かった。

 中は至ってシンプルで、長い木のテーブルが縦に3つならんでいて、赤レンガでつくられた

 オープンな厨房からは良い匂いがする。


 厨房に近いところに腰かけて辺りを見回すと、結構な人がいた。

 大体は僕と同じ旅人さんで、後は町の人みたいだ。

 程なくして、二人が夕食を持ってきてくれた。


「ほれ、持ってきたぞ」


「ん、ありがとう」


 ということで、黙々と食べはじめる。……おお、おいしい。



「ごちそうさまっ」


 いやぁ、久しぶりにまともな食事ができた気がする。

 とても幸せだ。……肩は相変わらず痛いけど。

 さて、片づけも終えると、時計は8の字を指していた。


「よし。さっさと部屋に戻ってゆっくり休もうぜ」


「ああ」「うん」


 食堂から出ると、ユルグが何か言った。


「ま、頑張れよ」


 ……どういうことなんだろう?

 聞こうと思ったらユルグはもう先に行ってしまった。



 のんびりと時間は過ぎて……。

 ふと時計を見ると、九の字を指していた。


「あれ、もう寝る時間かぁ……」


「明日も早いから仕方ないな」


 そう言って最後に起きるのは結局リフィスなんだけどね。

 まぁそれは置いておいて、僕はベッド、ユルグは椅子、リフィスは床で

 寝ることになった。


 さて、明かりを消してベッドの上で仰向けになる。肩はなんかもう痛みすら感じない。

 ……。

 中々寝付けなくて、少し寝返りをうつと、急に痛みが戻ってきた。


「っ!?」


 びきっと嫌な音がしたので慌てて飛び起きる。と同時に眠気も吹っ飛んでいた。

 やっぱりこれはどうにかしないと……。

 と、とりあえず外に出て夜風にあたろう。あれ、これって逆効果だっけ?

 まぁ良いや。とにかく涼みたい。


 と、いうことでユルグ達を起こさないようにそっと部屋を出た。

 痛む右肩をおさえながら、丁寧にドアを閉める。

 そんなとき、誰かから声を掛けられた。


「あの……こんばんは?」


 小首を傾げながらたずねてきたその人は、いつぞや(という程でも無いかもしれない)

 の女の子だった。

 

はい、ここまでです。

本当は二話分書くつもりが、思った以上に時間を削ってしまったので

前、ということに。申し訳ありません。

では

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