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10ページ 休憩

どうも、作者です。

特に言うこともないので本編へどうぞ。

 前回のあらすじ~

 砂漠越え途中サソリの魔物に襲われたりしたけど、一行はちゃんと西地方に着きました。





 風が涼しい森の中。

 ちょっとずつ月がのぼってきた頃、僕たちは野宿する場所を探していた。

 リフィスは鼻歌を歌いながら、ユルグは相変わらず黙ったまま僕の前を歩いている。

 道中、魔物に襲われたりもしたけど、なんと二日という早さで砂漠を越えてしまった。


 まぁ、そのおかげで結構へとへとなんだけどね……。


  

 そんなことを思っていたら、ふと何か違和感を感じた。

 僕は立ち止まって、五感を澄ましてみる。……悪いものではなさそうだ。


「ん、どした?ユーイ」


 ご機嫌に歩いていたリフィスが訝しげに僕を見た。


「えっと、何かを感じる」


 僕がそう話すとリフィスはちょっとだけ目を丸くしてユルグの方へ振り向いた。

 変なことでも言ったのかな?


「驚いたな。お前はマナを感じることが出来るようだ」


 全く驚いていない口調でユルグは言った。

 マナを感じる……ねぇ。確か魔法使いの素質がある者のなんたらだったような……。


「んと、僕が感じたマナって何?」


 ユルグは行けば分かると歩きだしてしまった。答えはまだ教えてくれないみたいだ。

 




 月がだいぶ昇ってきたころ。

 

 僕たちは大きな川のそばに来ていた。ユルグ曰くエストン川と呼ぶらしい。

 成程僕が感じたマナは水かと一人納得していると、ユルグが昨日と同じようにテントを召喚していた。

 一方のリフィスはどこから持ってきたのか古びた釣りざおで魚を釣り上げていた。

 

「よいしょっと……」


 荷物のつまったバッグをおろして、ベスト型の薄い革の鎧を脱いだ。

 そしてバッグから赤い魔法陣が描かれた鉄板を取り出して、そこらに置く。


「お、加熱器じゃないか。気がきくな」


 その声に顔を上げると、三匹の川魚を竿に引っ掛けたリフィスが僕の前にどかっと腰をおろした。

 

「知ってるの?」


 僕の質問にリフィスはうん、と頷き魔法陣の中央に指で触れる。

 すると、陣は赤く光りだし、めらめらと燃える炎になった。

 その炎に串を刺した魚を手際よく立てていく。


 良い感じに焼けてきたころ、ユルグが炎のそばにやってきて僕たちは遅い夕食を

 食べた。

 ふと見上げた空の月は、丁度僕たちの真上に来ていた。


「さ、明日に備えて寝ようぜ」


 リフィスはそう言ってさっさとテントに入っていってしまった。

 残った僕とユルグは食事の片づけとちょっとした雑談を交わして、結局寝ることにした。




 ……今までユルグとリフィスに会ったこと以外あんまり大きなことは無かったけれど、明日は何か起こりそうな気がする……。

 


 そんなことを考えていたら、意識はすぐに深い眠りにおちてしまった。



はい、無事終わりました。

加熱器やユーイ君とユルグの雑談などについては、後ほど書きます。多分。


ではっ

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