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XXX日後に呪われるだけの誰かさんの日記  作者: 寝舟はやせ
日記
55/97


 生肉の散歩中に通った道で、鳩が潰れていた。


 河川敷に向かうまでの一般道である。

 俺は懐に生肉を抱えたまま、ひしゃげた鳩を横目にして歩いた。


 小動物の礫死体ってなんか見ちゃうよな。

 なんなんだろうな。


 何か聞こえんなあ、と思ったら、鳩が喋っていた。


『あだち 500

 わ 32-██』


 わざわざ近付いて聞きにいったので、多分間違いはない。

 耳を傾けている間、鳩はずっと同じ文言を繰り返していた。


 まあ、端的に言えば呪いだ。


 問題は、これがレンタカーのナンバーであることだろうか。

 知らん誰かが勝手に呪われるかもしれない。

 知ったこっちゃないが。


 呪いって事故みたいなもんだし。


 次行った時には、鳩は片付けられていた。



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