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ある男達の末路 4

 次の瞬間、森の中にルサールの悲鳴が響き渡る。

 ゴブリン達は容赦なく攻撃をする。

 ルサールは逃げ惑う。だが瞬く間に捕まってしまい、頭を殴られ、身体を蹴られ、血反吐を吐くまで袋叩きにされてしまう。やがて力尽き、虫の息寸前まで陥る。

 「あ、ぁぁ、…。」

 「グギャ、グギャ!!」

 さらにゴブリン達は各々の手にした棒を振り下ろそうとしていた。止めをさすつもりだ。

 「た、助け、……。」とルサールは、声を振り絞る。

 「ふっ!」

 すると、その時ーー

 風が魔物の側を横切った。同時に強い風圧が通り抜ける。

 すると不思議な事が起きた。

 次々とゴブリン達は頭を跳ねられ、一瞬のうちに絶命する。

 半数近くが一度に倒れた。

 ルサールは、目の前の光景に驚愕して固まった。

 残りのゴブリン達も気がつき、辺りを見渡した。

 全員の視線が同じ方向に顔を振り向かせる。

 「ご機嫌よう、…魔物の皆さん。」

 そこには、メイド服姿の女性が離れた位置に立っており、此方へと仰々しく御辞儀をしていた。また手には刀を持って武装しているようだ。

 「あっ?!」

 とルサールは、相手が見知った人物だと気がつく。

 それはダフネである。鋭い眼光でゴブリンを見据えながら、

 「誠に申し訳ありませんが。…大切な用事の為、そこを退いてください。」

 とだけ呟くと、目にも止まらぬ動きで一瞬の間に間合いを詰めると抜刀した刀を振り回す。

 残りの魔物達は次々と切られ、倒れていった。

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