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山での攻防 後編 15

 だが土壇場で、俺は両腕を牙の根元に回して、しがみつきながら回避する。

 ギリギリの瀬戸際での出来事だった。幸いにも辛うじて怪我をしないで済んだ。

 対してボアは顔を振り乱しながら走り続けている。前に進む度に激しい揺れが起きている。

 此方を振り落とそうとしているようだ。

 俺も身体に揺れが伝わり、落ちそうになるのを必死に耐えながら、

 「えぇい、この野郎!!」

 と悪態をつき、隙あらば魔物の顔面に拳を叩き込んでいく。

 ボアも負けじと、身体をくねらせては抵抗してきた。より激しく動き回っていた。

 遂に俺は手を離して、泥水の中に落ちてしまう。だが上手く着地して立ち上がった。

 ほぼ同時にボアも身を翻して、再び突進してきていた。

 「まだなのか、……しぶといな。」

 と俺も横に飛んで回避に専念する。

 またボアは通りすぎていき、大回りしながら戻ってくるようだ。

 相手は想像以上の敵だ。殆どの攻撃が致命打になっておらず、戦いが長引いてしまう。

 辺りに緊迫した空気が漂っていた。

 そしてボアが舞い戻ってきて、勢いよく迫ってくる。

 俺も集中力を研ぎ澄ませると、相手と向かい合う姿勢のまま後退して行く。わざと沼の中を大回りして逃げる様に行動しだした。

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