↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
75/551

山での攻防 後編 4

 「ノイマン。…ほら、私達もいくぞ。」

 と彼は前に進む度に、絶えず語りかけている。

 その光景に、俺は驚いて目を見開く。目の前の出来事が信じられず、唖然としていた。

 自分には信じられない光景だ。誰かを助ける事が全く理解できない。

 今まで生きてきて、一度でもなかった。

 奴隷の時は、坑道で働いていても自分以外の誰かが他人を救おうとする事はなかった。

 皆が見てみぬ振りをするのだ。

 他の誰かが傷いたとしても、死にそうになっていても、自分だけが助かろうとするばかりだ。

 「なんでだよ。」

 と俺は、小さな声でぼやく。何度も思考を巡らせており、状況を理解しようとしている。

 何故、ノイマンの様な男を助けるのか答えを求めた。

 「お前。…何で助けるんだ?」

 ふとノイマンも、問いかけていた。

 「いいから、……黙って歩くんだ。」

 とテッドは追及を躱しつつ、投げやりに返事をする。

 そのまま彼等は、言い争いをし続ける。

 「おかしい、だろう。…」

 「おかしくはない。」

 「お前が助けたって、何の得にもならないじゃないか。…」

 「うるさいなぁ。…だから頼むから歩いてくれ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。