表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/534

山での攻防 7

 「馬鹿野郎!!…怪我した魔物を逃がしちまったら、もっと強くてデカイのが来るんだぞ!!」

 「は??」

 「魔物は基本的に肉食だろうが!…血の匂いを嗅ぎ付けて、すぐに近付いてくるんだろうが!」

 その言葉に、全員の表情が凍りつく。

 立て続けに離れた位置から、獣の雄叫びが聞こえると共に、地響きにも似た揺れが起きた。

 徐々に揺れが大きくなるにつれて、バキバキと木々が割れる音がする。

 此方へと、巨大な何かが近づいてくるようだった。

 「この鳴き声は、ボルドー・ボア。…なら、これは足音か?」

 と、冒険者の誰かが言った。

 「でも、ボルドー・ボアの足音って、こんなに大きいか?」

 と疑問の声もあがる。

 次第に周囲には、不安と動揺が伝染していった。

 これまでで最も大きな雄叫びが間近ですると、藪を突き抜けて、大きな生き物が姿を現した。

 最初に俺が気がつき、思わずぼやきながら、見上げる様に眺める。

 「これが、ボルドー・ボア?」

 そいつは屈強で巨大な身体をしていた。まるで毛皮を被った筋肉の塊のようである。

 赤く逆立つ毛や長い牙が特徴的で、真っ赤な両目で鋭い視線を浴びせてきながら、咆哮をあげて威嚇してくる。

 立ったままの俺達と比べて、大きさは倍以上はあるのだった。

 あまりの威圧感に、冒険者の何人かは萎縮して後退りする者もいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ