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密会
「まず、…武器の無い方は、テントで武器を選んでください。」
テントの下にいる女性の職員が説明している。
その先に並び置かれた武器を、冒険者とヒルフェは眺めていた。
長刀。
ウォーハンマー。
バトルアックス。
ハルバート。
また、その他多数。片手に余る程に大きく立派な業物である。
これから相手をする大物には、十二分な程でもある。
ヒルフェは武器を一つずつ手にしながら、使い心地を直に試す。
すわりの良い物が見つからないようだ。同じ行動を何度も繰り返している。
他の冒険者達は、離れた所で待っていた。
既に己の得物を持つ者達が殆んどである。
彼等には自信があったのだった。
それでも何人かは、しっかりと手入れをする者もいる。
主に爽やかな好青年が自分の槍を、丁寧に布で磨いている。
「おい、テッド。」
すると少し離れた場所にいるフォン支部長の小さな声がする。
「はい、何ですか?」
と好青年、ーーテッドは作業の止めて、槍を背負うと、訝しげな顔をして側へと寄っていった。
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