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ギルドとスキルと勝負 14

 ゴーン、ゴーン。

 ふと部屋の時計が鳴り響く。現在の時刻を告げていた。

 窓の外も、既に日が暮れている。

 「おや、もう遅い時間か。…さっそく夕食にしよう。」

 と、リキッドは真っ先に立ち上がると、提案していた。

 隣ではダフネも「…お支度は、出かける前に済んでおりますので、準備してきます。」と早足で隣の部屋に向かって行く。

 やや遅れて、俺も立ち上がると部屋を出ていこうとした。

 リキッドが慌てて前に出て立ちはだかり、必死に引き留めてくる。

 「…ヒルフェ君。…待ちなさい。…一緒に食事をしようよ。」

 「いや、悪いって。」

 俺は、丁重に断わった。流石に気が引けてしまう。

 「何を言っているんだい!…そんな事言わないで、なんなら泊まっていきなよ。」

 「でも。…」

 「ほら、もう夜だから危ないよ。…君の分の部屋も用意してるからさぁ~、お願いだよ。…」

 その後も、リキッドは食い下がり続けた。また半泣きになりそうである。

 俺は渋々と了承する事にしたのだった。

 すると途端に、リキッドは笑顔になった。すぐに俺の手を引いて移動し、隣の部屋へとやってきた。

 隣の部屋も、内装は同じ造りである。真ん中には、長いテーブルが設置され、天板の部分に真っ白な布が敷かれていた。

 そのテーブルに、ダフネが食器類を並べて、料理を運んでいた。

 瞬く間に作業は終わる。

 「ほら、座りなさい。」

 とリキッドが頃合いを見て、自分の隣の席を指し示しながら促す。

 俺も言われた通りに、席に座ると、思わず独り言を呟いていた。

 「凄いな。…食事って、こんな感じだっけ?」

 「…世間一般よりかは、豪華ですよ。…でも、これは貴方が生まれ持って正当に得る権利です。…どうぞ…遠慮なく食事を堪能してください。」

 とダフネの素っ気ない答えが返ってくる。

 「そうだとも。」

 とリキッドも、頷いて肯定していた。しかし、唐突に、ハッとした表情となり、玄関口の方を振り向いて喋りだした。

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