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ギルドとスキルと勝負 7
すぐに俺は床に着地すると、拳を振りかざし、怯んでいる男達へと目掛けて走り出そうとする。
「やめなさい。」
しかし、ダフネに肩を捕まれて制止される。
「…ここで、喧嘩をしてはいけません。」
「何なんだよ、お前は…!?」
と俺は戸惑い、動けなくなる。全く微動だに出来ない。
宿屋の時とは比較にならない程の力だ。全く歯が立たない。
すると、ノイマンが起き上がってきて、武器を手にして向かってくる。
「くそ!!…やりやがったな!」
「うおっと?!」「……っ!!」
俺達も間一髪で気がつき、ほぼ同時に後ろへ飛んで回避する。
そのまま激しい攻防が続く。
ノイマンが迫っては刀を振り回し、
俺も全力で払いのけ、やり返す。
その都度、ダフネは体を張って静止する。
同じ事が何度も繰り返された。
「えぇい、逃げるな!」
「邪魔すんな、この野郎!」
「喧嘩を、しないで!」
それでも、俺とノイマンは対峙して、全く戦いを止めない。互いに一進一退の戦いだった。
ただ時間が経つにつれて、また不可解な事を感じだした。




