エピローグ それからの、これからの。6
さらにリキッドは話を続ける。
冒険者達も、再び話しに耳を傾けていた。
「後、もう一つ。…フォン支部長とルサール君だ。彼等は既に、三日前から憲兵隊へと引き渡しており、数日の後に王都で裁判を受けるだろう。本人達は未だに否認しているようだよ。…しかし君たちや職員の証言に、魔道具での証拠も伝えてあるから、実刑は免れないだろうけど。」
「はっ、ジジイめ。…ざまぁみろってんだ。」
「全くよ、あのジジイ。」
「…彼等には自分の罪に、しっかりと向き合って貰おう。…それだけの時間はたっぷりある筈さ。」
「そうですね、…」
「…ただギルド運営は通常通りに、行っているけど責任者が居なくなってしまったからね。…後任が来るまでは、運営の一部に支障がでるのは理解してくれ。…一応、東地区の統括管理者には連絡をつけてあるから、数日以内には来るだろう。」
とリキッドは告げると、ようやく話を切り上げていた。
それから冒険者達も、様々な反応を見せだす。
美女や少年は、ホッと安堵の溜め息を吐き、胸を撫で下ろす。
バンダナ男は席を立つと、隣のテッドやノイマンの肩に手を回して、喜びを分かち合いだす。
テッドは一瞬だけ戸惑いを露にするも、ゆっくりと口元に笑みを浮かべて、微笑み返していた。やがて顔を動かし、ノイマンの方に視線を向ける。
二人だけで目で会話しているようだ。さらにノイマンに合図して、何かを促しているみたいである。
すると次の瞬間に、ノイマンが立ち上がりだし、意を決した様な表情で、此方に近づいてきた。




