ある男達の末路 17
「痛った!?」
「んが?…!!」
すると、その拍子にルサールは目を覚ましたようである。すぐさま意識が覚醒すると、辺りを見渡して現状を確認していた。
「ひぃ!?」
「よぅ、ルサール。…てめぇ、やっと起きやがったか。」
「あ、…!?…アニキ、…!!」
そこでノイマンの怒りの表情を露にして、声をかける。
ルサールは目にした途端に狼狽していた。さらには距離を取ろうと後退していくと、隣のフォン支部長の存在に気がつき、必死にすがり付きだした。
「…な、なぁ!!…助けてくれよ!!」
「こ、こりゃ、離せ?!!」
とフォン支部長も、引き剥がそうと躍起になる。
「てめぇ!…俺を見捨てるつもりか!!…お前が俺に待遇を良くしてやるからと、誘ってきたから、危ない橋を渡ってまで協力したんだぞ!!…」
「知らんぞ!!…ワシは知らんと言ったら知らんのだ!!」
「ふざけるな!!…この野郎!」
と、互いに取っ組み合う様な攻防に発展していた。しかし、ふと途中で違和感を感じる。
すぐに二人は手を止め、恐る恐る周囲に視線を向けたら、
「ひぃ!?」
次の瞬間には、怯んでしまった。
その先では、ギルドの職員達や試験官が鋭い視線を向けていた。冷ややかで、軽蔑した目付きであり、まるで射殺せそうだと錯覚してしまう程だった。
さらにリキッドが代表して、目の前までやってくると、怒りの表情を露にしながらも、落ち着いた口調で語りかけてきた。




