ある男達の末路 15
だが今度は、ヒルフェが声を荒げながら一喝しだした。
「なんて、往生際の悪い奴だ!…じいさん!…こんな奴の言う事なんて、すぐに信じるなよ!…」
「な!?…なんじゃと!!」
「…てめぇは、ずっと言う事や成す事が全て、自分勝手で嘘臭くて信用できねぇ!…中身が全部、薄っぺらい事をペラペラ言ってるだけだ。」
「ひ…ヒルフェ坊っちゃん!…失礼じゃろうが!」
と、フォン支部長も負けじと言い返す。
しかし、ヒルフェも声を荒げて言い争う。
「事実だろうが!…そんな悪い奴らを俺は十年も見てきた。…てめえの行為は一緒だ。」
「ぐぎぎ、…酷い口の聞き方。…親の顔が見てみたい。…リキッドさん、…子供にどういう教育をしているんじゃい。」
「ふん、…大きなお世話だ。…こちとら五歳から昨日まで奴隷だったんだよ。…親の顔だって見た事も無いし、リキッドにだって昨日会ったばかりだから、育てて貰った覚えもねぇわ。」
「はぁぁぁぁぁぁ?!…なんじゃと!?」
すると途中でフォン支部長は、ヒルフェの発言を聞いた途端に、両目を見開くまで驚きだした。すぐさま立ち上がるや胸ぐらを掴みながら、食って掛かりだす。




