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〜無知の世界、暗闇の園〜

数ある書籍の中から私の物語を手に取って頂きありがとうございます!

できるだけ最高な状態で投稿していきます!

投稿頻度はまちまちですがまっててくれたら嬉しいです!

 光が徐々に弱くなっていき、完全に消えてから私は目を開く。

 さっきの光の強さで目がまだぼんやりしているが私は明らかに一つの異変に気づいた。

「あれ、明るい?」

 さっきも確かに魔法陣の発光で明るかったのだが、それでも薄暗い雰囲気だったはず……。

 しかも壁は鉄骨造りになってたはずなのに何だろう、青っぽい?

 ぼんやりと霞がかったような視界が徐々にマシになってきて、周りを見渡す。そこは、私がさっきまでいたような世界ではなかった。

 空には鳥ではない謎の生物が飛び交っていて、しかも私はいつも手入れが面倒だから髪はショートめに切っていたはずなのに肩より少し長いくらいの長さにまでなっていた。

 そしてそもそも外に出ている時点で謎なのだ。さっきまで屋内にいたはずなのに——。

「どういうことだ……?」

 よくわからず周りを見渡すもただただどこかがわからない謎の場所としか言えなかった。

 ふと違和感を感じ下を見てみる。すると——。

「ん……、なんで転送されたにせよ、服が転送されてないんだぁ!?」

 近くの木陰に飛び込み私は裸になってしまっている体を隠した。危険な獣がいるいないなんて知ったことはない。

 偶然飛ばされたこの場所が人気のない場所でよかった、と安堵しつつ私は最低限の動きで探索をする。変に音を立てて私の存在を知られたら何をどう返答したらいいのか想定ができない。

 そもそもここがどこかが断定できてない以上、変にこの辺りに住む人を刺激したら面倒になるだろう。

「できれば身を隠せる場所があったらいいんだけど……」

 そう思っていたときだった。

 私が動いていないのにガサッという音が鳴る。

「っ!誰かこっちに来てる!?」

 私は少量の音なら、と妥協することにした。安全性?そんなもの知ったことあるか。あそこでコソコソ動いていた方がもっと危険がすぎる。

 幸いなのか、私は服の重さとかはないから素早く動ける。それが故に防御はないに等しいのだが……。

 そして草が生い茂った坂を足早に駆け抜けると、偶然かちょっと小さめの小屋があった。

「誰も、いないよね?」

 周りに誰もいないことを確認して小屋の中に入った。いつものならこんな危険な行動は取らないがそんなことを言ってられる暇なんてものはないのだ。

 外が昼だからなのか、窓がないはずなのに差し込まれる日光でものが見える程度には明るかった。

「何か着るものないかな……。ここを使ってた方には申し訳ないけれど、ここは日本じゃないしね」

 日本なら今頃窃盗やら公然わいせつやらで逮捕案件だろうがここは違うしそもそも人前じゃないから……。誰だったか忘れたけどバレなきゃ犯罪じゃないって言ってたし。

 そうやって漁っていると触り慣れたような薄い感覚があった。日光に照らすとそれは確かに服だった。

 良かった……。と思いつつ私は袖に腕を通す。若干大きいがまあなんとかなる程度だ。さて、あとできれば下着が欲しいんだけどな……。

 そんなことを考えながら漁っていると半ズボンが見つかった。

「私が欲しいのはこれじゃないんだけどなぁ……。まあありがたいけど」

 仕方なく私は履いておく。これでとりあえず誰かに姿を見られても恥ずかしい思いはしないで済む、はずだ。

 とりあえず一度小屋から出る。周りに誰かいるかの確認だ。

「誰もいないっぽいな……。それにしてもさっきのガサガサって音なんだったんだ?」

 あの音のおかげでここに辿り着けたところがあるのはあるから感謝しなければならないのではあるのだが……。

 私は周りの音を集音しやすくするため扉を開けっぱなしで再度小屋を探索する。

 日光がモロに入ってくるから先ほどまでとは比較にならないほど明るいからこそ私は気づく。

「すっごい埃まみれ……。ここ数ヶ月は使ってないでしょ……」

 そんなことを言いながら転がっている小袋を拾う。中を覗いてみると貨幣のようなものがあった。細部を見てみると文字が書かれていた、が……。

「……なんて書いてるんだ?英語、にしては文法おかしいし文字崩れてるし……。もはやこれインダス文字じゃん……」

 見たこともない文字だった。そもそも地球に存在する文字を全て知ってるわけではないからこれがどこの文字かはわからないが、それでもこの貨幣のデザインは見たことがない形だった。

 マニアでもない限り気づくか気づかないか、みたいな知識だが父が世界の貨幣マニアでそれに感化されて私も知識を乗っけてしまうのは仕方ないことであろう。

 多分この辺りで使われる特別な通貨なのだろう。一応買い物とかする時のために持っていくことにした。

 あとは下着も埃に埋もれているがあることに気づき私は拾う。正直着けたいか、と聞かれたら本当は着たくないが仕方あるまい。今はここに置かれてたことに感謝しなければ……。

 小屋の中に戻り扉を閉め、着替える。一応着替え中に音を鳴らさないように細心の注意を払い着替える。

 結果、当然というべきか、何もなかった。

「覗きとか起きたらそれはそれでびっくりするけどな……。私はもはや気にしないところはあるが」

 とりあえず畦道ができてるからそこに沿って行けばどこかしら都市に着くだろう、と思いながら道なりに歩くことにした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は面白かったでしょうか?あんまり上手とは言えないですが日々精進していくつもりなので改善点やここを伸ばしたらいいと思うなどの指摘等ありましたら是非コメントにて教えてくれたら嬉しいです。

そしてこの作品に評価してくれたらモチベーションに繋がるのでしてくださる方はしてくれると幸いです。

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