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Dでの訓練

剣と魔法とダンジョンと宇宙船の話を、書きたくなったんで書いてみた作品です。 序盤は地球の日本の話で、長いプロローグと背景説明が続きます。


国にあるDは、レベルごとに管理してる機関が違う。

レベル1~3は各ボルトの校内に在って学校が管理してる、初心者用と言うか入門編のDになってる。


レベル4~8は首都が管理してる、首都モンステラの中に在る。

バスターを目指すなら、在学中にレベル5をクリアするのが必須の条件になる。

クラフターを目指すなら別に条件は無いけど、高いステータスを目指すのに高レベルのDに挑むことを推奨されてる。


レベル9と10は軍が管理してる、イスリルⅡの衛星に在る。

こっちは完全に実戦向きのDになってて、バスターになって軍に入ってからじゃないと潜れない。

どのDでも過去に命を落とした記録は在る、レベル1のDでも0じゃない。


「 今日は4組初めてのDでの実習です。 怪我の無いように注意して・・・ 」


僕達4組は班ごとに分かれてDの入り口の前に整列してる、3階層吹き抜けの講堂でだ。

講堂にはレベル1と2と3のDの入り口が設置されている、ここにDへの入り口が集まってる。

それで教官のありがたいお言葉を訊いてるわけだ。


別に気を抜いてるんでもDを舐めてるんでもない、今までの実習で何回も同じことを訊いてるから流石に聞き飽きた。

教官の立場は分かるつもり、何かあったら責任問題になるんだろうし。

それでも注意事項の確認に30分は長すぎて逆効果だと思う。


「 今日のは特に長かったね 」


「 だな。 長すぎて話の焦点がブレブレだったな 」


エチゴと一緒にトイレに来てる、Dに入る前の最後のトイレだ。

レベル1のDは入門編だ、初心者が素手で入ってもクリアできる難易度だって聞いてる。


完全にコントロールされ、カメラやマイクや各種プローブも完備されてる。

護衛のポップアップもコントロールしてるって話だけど、その辺は見た事ないんで分からない。

怪我をしない様な設備が満載だし、何ならサポートしてくれるバスターが隠れてるって話もある。

もう何でもありのテーマパーク状態だ。


流石に中にトイレが完備されてるってことは無いから、トイレに2人で来てるって訳だ。


「 チョット緊張してきちゃったよ 」


「 チョットの緊張は、最高のパフォーマンスを発揮するには必須だって訊いたぞ 」


「 そうなの? 」


「 適度の緊張がミスをなくすんだってさ 」


適度な緊張で程度なアドレナリンが出るから、身体のパフォーマンスも上がるらしい。


「 ちょっと緊張してるくらいがちょうど良いのか 」


「 そう言うことだな 」


手を洗ったらそのままブローで乾燥させる、大昔はエルフらしく葉っぱを使ってたみたいだけど。

今は蛇口の横にあるダクトから温風が出てきて乾燥させるんだ、温風はけっこうな勢いで出て来る。

手に残った水分は温風に吹き飛ばされて蛇口と反対側にある排水溝に吸い込まれてく、ちょうど手の下側に在る排水溝だ。

水と一緒に温風も吸い込んでるから、正確には排水溝じゃないけど。


-----------------------------


初回のレベル1のDは1時間が予定されてる、特に何も無ければ1時間で終わる。

そこに30分おきに各班に分かれて入っていく、4組は4班あるから4班は90分も待たなくちゃいけない。

僕の班はエチゴの1班の次に2番目に入った。


「「「 ・・・ 」」」


でだ、僕のいる班は今Dの中を走ってる、前に入った1班を追いかけて。


 チッ チッ


普通に攻略すれば1時間で終わるDを走って攻略してる、Dの中でランニングしてるって言った方が良いのかもしれない。

時々、銃を撃つ音が聞こえるけどそれ以外の会話は無い。


チッ  チッ チッ


2班の班員は1班のイザベラの護衛だ、だからDの中で合流するために走ってる。

もちろん僕は彼女の護衛じゃない、じゃないけど小隊ごとの行動は必須だからな。

演習やシミュレーションと違って今は実戦だ、訓練とは言っても実戦だね。

4人が先頭を交代しながらDの中を走ってく、僕はいつでも最後尾。


『 交代よ 』


『 了解 』


また先頭を走ってる娘が交代した、先頭を走る娘は空気抵抗で負荷が掛かる。

だから交代しながら走ってるし、空気抵抗を避けるために出来るだけ接近して並んで走ってる。

僕は何時でも最後尾、ちょっと離れてね。


『 11時、スライム・青 』


『『『 ・・・ 』』』


先頭を走ってる子が会敵したことを知らせると、それ以外の娘が銃を撃つ。

マジカルスーツには銃口を安定化するためのアシスト機能が在る、走りながら当てるなんて簡単だ。

走りながらでも当たるハズなんだけどね、止まってるスライムだから。


Dに入ってからの様子を見ると、この娘達はマジカルスーツの調整が上手くいっていないっぽい。

全部のターゲットに対して3,4発づつ撃ってるし、時々お替りを撃ってるから命中率は20%を切ってる。

急いでるのは分かるけど、急いでるからこそ良くねらって一発で当てた方が良いと思うんだけどな。



『 もう来ちゃったの? 』

『 だな 』


30分ほど走ってるとエチゴから通信が入った、マジカルスーツには3系統の通信機能が付いてる。

班内で通信できる小隊内通信、小隊長以上が通信できる中隊系通信、それと中隊長がその上と通信するための通信だ。


4組の1班はエチゴのいる班だ、そしてエチゴはその隊長だから4組の中隊長って事になる。

今、通話してるのは中隊長系の通信だから、B班では他には誰も聴けない。

CとD小隊は通信圏内に居ないから通信は出来ないし。


『 ずっと走ってたからな、僕は一発も撃ってないし 』

『 そうなの? 』


エチゴと話してると小隊内通信で報告が入った。


『 イザベラ様を探知、接触まで約60秒 』

『『『 了解 』』』


小隊の4人は嬉しそうだ、僕はどうでも良かったりする。


『 あと1分弱でそっちと合流できるってさ 』

『 ・・・了解したよ 』


こちらの班員のセンサーに問題は無く、報告通りに1分ほどでエチゴの班と合流した。



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