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禁止魔法と代償

 操作魔法『ミゲルスティ』

 代償: 臓器


 どうやら、魔法には代償が必要なものがあるらしい。

 それにしても臓器は無理だろう、とタクは思った。


 ただ、これは禁止魔法の一例だった。

 この内容が示すことは、禁止魔法は、それなりのリスクをあるということだ。

 つまり、このページはこういうことが言いたいのだ。

 禁止魔法は危ないですよ、と。


 本を読み進めていくと、ミゲルスティのある記述が目に留まった。


 『人を操作できる魔法は、現在は各魔法国では禁止されている。この魔法は禁止魔法NO.3に指定されている禁止魔法である。

 過去に使用したことで、極刑に処された人物多数。

 この魔法の起源は、太古にヴァンゲルハーデスが自国を守るために死んだ人間を操作したことが端を発する。

 操作魔法の始祖――ヴァンデルハーデス、またの名を《呪いの王》』


 カーン、カーン、カーン、と鐘の音が響いてきた。

 一限目の終了を告げる鐘の音だった。


 お色気先生は、生徒にはやしたてられて、熱唱をしていた。

 教壇の上に立ち、音程を外し。

 そして、鐘の音がやっと耳に入ったのか、


「なんなの? もう授業は終わりなの? つまらないわね。もっと歌いたかったのに。しょうがないわね。じゃあ、みんなまたね」と投げキスをして、教室を出て行った。


 お色気先生は授業をまったくしていなかった。

 いや、タクはこの世界の授業というのを初めて受けたのだから、これが、この世界の授業の当たり前なのかな、とも思ったりした。


 一限目の放課、ルルーシカは職員室に呼ばれたらしく、教室を出て行った。


 




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