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世紀末予言の真実?

作者: 才 希

1999年7月・・・あの頃を思い出しながら読んでみてください。

これはある青少年の独り言である。


『1999年7月に人類は滅ぶ。

そんな風に語られたのは今や昔の話だ。


当時はやれ世紀末だ、世紀末だとか騒がれた。

実際に「1999年」というのは世紀末だった訳だし。

連日連夜「人類滅亡!」「世界崩壊!」だの、雑誌やテレビや本などのメディアで言われ続けた。

「1999年7月」を第材にしたドラマ、映画、漫画、小説、アニメも沢山出回った。


多くの人々は「1999年7月」に恐怖したし、興味や関心も持った。

自分達が滅ぶ日がそれだと確信する者や、その時には何も起きないと確信する者に別れた。

一体何が起きるのか。または何も起きないのか・・・・・。


そして世界は「1999年7月」を迎えた。

多くの人間が「1999年7月」に何があるのか、何が起きるのか注目した。

だがしかし・・・・実際は「1999年7月」に何も起きなかった。


何も起きず人々は安堵した。

中には逆に結局何も起きず落胆した者もいたかもしれないが。

そして「1999年7月」は終わりを迎え、今ではあの大騒動は、古き良き時代の懐かしき思い出話となった。


90年代に「週刊少年マガジン」で不定期連載していた某漫画は今ではネットで良い笑い物だ。

あんだけ「1999年7月に人類は滅ぶ!」と煽ったくせして何もなかったのだからな。


しかし、何故「1999年に人類滅亡する」なんて大げさな話が

世界中に出回ったのか。

それはあの有名な予言者「ノストラダムス」なるじいさんが、

残したとかいう予言の一節とされる奇怪な文章のせいだ。


「1999年7の月、天から恐怖の大王が降ってくる。

そしてそれはアングルモアの大王を復活させ、

その前後、火星は幸せに支配するだろう。」


大昔の・・・・16世紀のフランスにいたおっさんが

こんなヘンテコな文章を書いたせいで、世界中大騒ぎだ。

「恐怖の大王」「アングルモアの大王」「火星は幸せ」とか

意味不明な事が書かれているせいで、

色んな人間がこれの正体を解読するために情熱を注いだ。


「恐怖の大王」「アングルモアの大王」の正体は「隕石説だ!」という人間もいれば、

「いや、人工衛星が落ちてくるのだ!」とか言う人間もいれば、「未知のウィルス流行説」

「異星人の侵略攻撃説」「第三次世界大戦勃発説」「大洪水が起きる」などなど・・・・・・・

とにかく色んな説があった。

中には「アングルモア=モンゴル!」とかおかしな説もあった。

いやいや、モンゴルは流石にいい加減すぎるだろ!と”俺”も思った。


とにかくみんな知恵を絞って考えた。「恐怖の大王」「アングルモアの大王」について。

でも、結局答えは出ず、人類も滅亡もしなかった。

予言は外れた・・・・・今ではノストラダムスは世界中でペテン師扱いだ。

まぁノストラダムスのじいさんには悪いと思うが、

あの意味不明な予言は嘘デタラメでしたで、めでたし、めでたし・・・・・


ん?・・・いや、ちょっと待って欲しい。あの予言の文章のどこに「人類が滅ぶ」と書かれているのだ?

そんな事どこにも書かれてないぞ?


何故かあの文章で「人類滅ぶ!」とか思い込んでしまっている人間が沢山いたのだ。

それは何故か?

ある者が例にもよって予言の解読にチャレンジした。

そしてそいつが「天から恐怖の大王」「アングルモアの大王」といった不吉な言葉があるせいで、

「その空から降ってくる何者かによって人類が滅ばされる」とか、そう勝手に解釈してしまったせいだ。

その勝手な解釈な仮説が世界中にて広まってしまった為だ。

そして、その仮説は伝染病ごとく世界中で蔓延した。

そして、みんな「1999年7月」に人類は滅ぶと思い込んでしまったのだ。


しかし、結局「1999年7月」には何も起きなかった・・・・・・・

いや?待てよ・・・・・・・本当にあの時、何も起きなかったのか?


実はこれを書いている”俺”の年齢は今「17歳」だ。先日、”俺”は17回目の誕生日を迎えた。

”俺”の生年月日は実を言うと「1999年7月7日」なのだ。

「世紀末ベビー」というべきかな?


先日の誕生日にお袋から「あんたが生まれた頃、ノストラダムスの予言とか流行っていたのよね」とか言われた。

”俺”はそれを聞いて「なんじゃそりゃあ?」と思った。

”俺”が赤ん坊の頃の世間の話題なんて知るわけもなかった。

しかし、”俺”はちょっとその頃の出来事に興味を持ってインターネット等で調べた。

そして「ノストラダムスの予言」に行き当った。


その「ノストラダムスの予言」を読んで”俺”はある事に気づいた。いや、気づいてしまった。

そして、驚くべき仮説を”俺”は立てた。いや、ただの与太話かもしれない。

こんな馬鹿な仮説、同級生に言ったら、間違いなく笑われるだろう。

だけど、聞いて欲しい。今ここで言わなければならないと”俺”は思う。覚悟してくれ。


その仮説とは、「天から恐怖の大王」又は「アングルモアの大王」の正体とは・・・実は”俺”なのでは!?


おいおい、笑うなよ。”俺”は真面目だ。

だってそうだろ?”俺”は「1999年7月」に生まれたのだ。


実はあの予言は「1999年7月に何かが起きる」・・・・・ではなく、

正確には「1999年7月に何かが生まれる」「1999年7月にこれから何かが始まる」という意味だったのではないか?


いや、「恐怖の大王」「アングルモアの大王」とは”俺”の事ではないかもしれない。

あの予言は、本当は”俺”以外の「1999年7月」に生まれた者を指しているのかもしれない。

一体誰なんだ?それは?

「1999年7月」生まれなんて世界中に沢山いるぞ?

”俺”か?お前か?君か?それとも君の友人か?

同級生か?兄弟か?親戚か?恋人か?誰なんだ?


そいつが将来、何かするのか?人類を滅ぼすのか?

世界を揺るがす大事件を起こすのか?

もう、そいつは事を始める為に動いているのか?

または大事件の計画を企てている最中か?

一体、世界の何時何処で?何をするつもりだ?それを行うのは誰だ?


・・・・・・ここまで書いたが、

あらぬ誤解が掛からないように言っておくけど、

”俺”はそんな事はしない。

そんな大事件を起こす予定はない。


そうだよ・・・・・・・・


”俺” は 今 の と こ ろ す る 予 定 は な い 。


・・・・‥今”俺”が言えるのはただそれだけだ。そうただそれだけだ・・・・・

未来の事なんて今は誰にも分からないのだからな』


「世紀末予言の真実?」~了~



果たして、ノストラダムスの予言は本当に外れたんでしょうか?

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