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憧れの伯爵様は無自覚タラシな件②

アレク伯爵に一目惚れ。

そんな残念なイリシヤ侯爵令嬢の話の続き。


アレクの攻撃

イリシヤはもじもじしている

イリシヤ侯爵令嬢は、専用貴賓室でカウチに横たわってまだ妄想の世界にロケットダイブしている。


「素敵な声の、年上の優しそうな殿方だったわ。

今日は王子達との顔合わせと、私のアピールをしなきゃいけなかったのに。

あの様な失体をしでかしかけたのに、わざわざ助けて下さった。

あの様な方ならお友達…いえ、婚姻関係になりたいわ。

王子達とかすら霞むわ。

とっても素敵なのですもの。

そうだわ、恋人や奥方や子供はいらっしゃるのかしら?

居ても関係無くってよ。

あの方のお側に居られるなら妻妾や側室だって構わないわ。」


などととめどなくぐるぐる考えている上、ぶつぶつ全部声にでていた。

興奮したり慌てると、さっぱり隠し事が出来ないタイプなようだ。


「こりゃ、今夜は駄目だな。人前に出せないよ。」

「ご令嬢のする表情じゃないわーまじないわー。」

「王族へのご挨拶は?

そう…初見は王室セット挨拶だけなのか。

王子達個別が出来て無いのは痛いけど仕方ない。

あなた達、今夜は醜態晒す前に速やかに撤退ね。」

側付きメイド長は惚ける主人を放置して、テキパキ部下達に指示する。

「全く、イリシヤ様は普段練習中は完璧なのに、本番に弱いというか。」

「気位高いだけの豆腐メンタルヨネ、王室なんて入れたらぶっ倒れるのではないかしら?」

ヤレヤレとメイド達は肩を竦めた。

「それにしても、久しぶりにお見かけしたけれど、アレク伯爵様は、相変わらず素敵ね~。」

「イリシヤ様と同じ歳のお嬢様が居るとは思えない若さよね。」

「先程イリシヤ様を迅速に醜態晒させないように、さり気なく助けたり、本当に再婚なさらないのがもったいないわ。」

ガシッとメイドの肩を掴むイリシヤ。

イリシヤに背を向けてバタバタと帰還準備していたメイド達は、ギギギと一斉に振り返った。

「そこ(アレク伯爵様の事)もっとくわしく!」

「ひぃっ!」

結局、帰りの馬車の中と侯爵家に帰還してから根ほり葉ほり繰り返しアレク伯爵の事をメイド達は聞かれた。


事の顛末を知った両親の反応は様々で、父は年も身分もアレクが下で、なのに未だモテモテなのが気に入らないらしく不機嫌だ。

母はむしろ結婚前はアレクのファンクラブに居たので、アレクと縁付きになれるかもしれない事を無邪気に喜んでいる。

父の不機嫌はさらに急降下である。

「イリシヤちゃん、取り敢えず学院入りしたらね、アレク伯爵の娘のアリーナ嬢が同級生になるみたいだから。

彼女とお友達になってから、アレク伯爵との接点作ってみたらぁ?」

アレクが妻カリナの死後、娘アリーナ溺愛っぷりは有名なので。

その最難関、娘という外堀崩しを優しげに唆す腹黒い母だった。

侯爵家に嫁ぐ時も何かやらかしたのか、父は思い出して蒼白、母はつやつやしている。

どうやらイリシヤの、気位高いけどいざとなったら豆腐メンタル、は父侯爵に似たようだ。

単純なイリシヤは、娘が気に入る素敵な女性として認められたら、アレクと結婚出来ると思い込んだ。

残念ながら最難関なアリーナは、完全にファザコンこじらせた小姑に進化しているので。

イリシヤはアリーナに良く転がされる、可愛いけど残念なアホの娘として、アレクに認識され。

アリーナからは、馬鹿な妹分が出来たと思われてしまうのだった。

イリシヤの母「あー、やっぱりなぁ。」

前回の続きです。

眠くて昨日ぶったぎってアップしたら全然イリシヤちゃん動いてなかった件。

うん、こっちもメイドメインな気がするね。

細かい事は気にしない方向で一つ。

あ、タイトルかなり適当ですんません。


気が向いたら又何か上げるかも?

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