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突撃!隣の皇太子様! ②

皇太子はロボガン見なう

バルバロイの湖上のポツンと浮かぶ城。

そこにたどり着くのは五つのルートが有る。

一、大きな魔導仕掛けの跳ね橋を渡る。

これは来ることが分かっていないと用意できない。

二、小舟を使う。

大半はこちらだ。

三、ドラゴンやペガサスなど、空を飛べる騎乗出来る使役獣を使う。

騎士団や冒険者などが、使役獣を利用するケースが多いかも知れない。

四、転移術や浮遊術を使う。

アレクが許可した者は、城内に使用して入れる。

それ以外は、結界に阻まれ弾かれる。

五、城地下から湖の真下を土魔法でトンネル掘って、バルバロイの湖外にある農地管理用別邸へと繋がる避難路だからアリーナ以外知らせていない。


そんなわけであれから数日後、タランティーノ皇太子は、馬車で跳ね橋ルートにて訪れた。

優雅だったのは馬車から降りるまで。

自己紹介後は、門の側にいるゴーレムロボのガン見の簡単なお仕事です。

あんなに目キラキラさせて。

あれさぁ、一応クールで大人っぽいと評判だった、はず…だよな?

まぁ、浪漫だから仕方ないな。

やれやれ、と側近は首をふっている。

素が剥がれ落ちたか。

このままでも面白いが、多分側近さんの胃腸がマッハでヤバすぎだろうから。

とりあえず、城内へと案内する。

きりっ、とタランティーノ皇太子が表情引き締めるが色々時すでに遅し。

アリーナ達子供達の視線も、何処か少し生暖かい気がする。

「アリーナ、私は少しゴーレムの稼働下準備をして来る。

タランティーノ殿やお友達の接待頼んだよ。」

「はい、お父様。」

綺麗なカーテシーのお辞儀を返するアリーナを後に俺は立ち去る。

まさか、その数分で変なフラグ立つとか思わなかったんだよ。

それは、アリーナではなかった。

だが、戻ってきたら。

何故かオロオロするイリシア嬢と、迫るタランティーノ殿の間に庇うように立つフィン殿が居た。


えっと、いつの間にそんなフラグ?

ぽかんと眺めていると、俺に気付いたイリシア嬢が嬉しそうに安心したように微笑んで。

俺の側に駆け寄って後ろに隠れた。

タランティーノ殿はただ苦笑した。

だが、フィン殿ははっとした後、見る見る青ざめて俯いた。

気付いていないのだろうか?

それは、嫉妬。

焦がれた相手が、別の者の側で幸せに微笑み縋る姿に絶望する顔だ。

まだ淡く無自覚なそれは、タランティーノのチョッカイから発生したのか?

いいや、そう言えば。

俺が故意に恋愛感情をスルー対応したあと。

フィン殿は、いつもイリシア嬢のフォローをしては居なかったか?

アリーナはカノープス一筋だし、ここでイリシア嬢にチョッカイかける者は今まで居なかったな。

ふむ?どうしたものか。

「イリシア嬢、大丈夫ですから落ち着いて、ね?」

イリシア嬢の目線に合わせるために、くるりと対面して片膝を突く。

ゆっくり、わざと甘く囁く。

案の定、フィン殿はピクリと反応し。

イリシア嬢は真っ赤になって硬直した。

俺は立ち上がって皇太子を眺める。

「いけませんね、ご令嬢を怯えさせては紳士失格ですよ。

ゴーレム触らせませんよ?」

タランティーノ殿は、安定のメカフェチですた。


まるで恋人に捨てられそうな動揺っぷりはおもしろかったです、はい。


その後、問題なくイスピニアとの同盟強化は滞りなく進行していった。

変わったのはフィン殿だろうか。

自身の男としての自覚に狼狽えながらも。

イリシア嬢にアプローチしている。

可愛いなぁ、もう。








フィン殿にフラグが立ったー!

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