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突撃!隣の皇太子様! ①

隣国の皇太子様が、ロボ萌えでお前んち見に来たいってさ。

アレク相手してやってよ。

やー、ナニソレめんどい。

とはならないようですが。

果たして?

「あー、アレク。

済まないが会議後俺の執務室に来てくれ。」

貴族会議の休憩時間に、こそっとネアスから耳打ちされた。

こりゃ厄介事かね?

「了解で有ります。」

サーイェッサー的な感じで小さく答える。

「俺は軍曹じゃねえから。」

笑いながら頷く。

他の貴族も慣れた物で、俺達のじゃれ合いを放置して居る。

まあ、国王がチャラケルのは休憩時間か私的時間位で、普段は真面目に取り組んでいる。

たまに脱出するけどな!

俺と仲良くして居る間は、国王の仕事がはかどるのも有って、比較的好意的なようだ。

それなりに俺も国に貢献して来たからな。

しかも文句言う貴族は、国王に睨まれるからこう言う時は、放置が保身には一番楽だと思ったのかも知れない。

まぁ、俺の伯爵位は貴族階級では中の上か上の下位。

本来なら、中立を求められる階級だ。

なので、少し目立ってしまったからなのか。

上位貴族からは、多少妬まれていてもおかしくは無いし。

実際一部の者は、チクチクと棘交じりに声を掛けて来る事もある。

まあ、生きていれば。

余程な聖人や極悪人以外、誰かしら嫌われたり好かれたりはするだろうから気にしない。

退屈な会議が終り、俺はネアスの執務室へと向かった。

「んで、わざわざ音声遮断の術まで使用して一体話って何ですか?」

「イスピニアから打診が有って。

同盟強化話が水面下で持ち上がった。

勿論、元々そのつもりで居たから、まぁそれは良いんだが。

その一貫でだな。

お前の城に、イスピニアから留学中のタランティーノ皇太子が、お忍びで立ち寄りたいと言われたんだよ。」

「えっ⁈ナンデ?皇太子ナンデ?

アリーナとは関わりまだ薄いから、完全な強制イベント⁈」

すると、苦笑しながらネアスは説明した。

「いや、なんかこの前設置したロボゴーレムにハートキャッチされたらしい。

ロボは浪漫だものな。」

「浪漫だものな、仕方ないな。」

「うん、来た時キラキラして見てたよ。

ゴーレムとしては別物見た目でも、やっぱりロボフォルムは、異世界でも通じる浪漫なんだろうね。」

うんうんとうなづく二人。

先程から、ロボは浪漫しか言って無い。

乙女ゲーム世界なのに、ロボとか色気が無い展開なのはあえてスルーである。

「まあ、そんなわけで。

ゴーレムの作り手に、直接会ってみたいと言われてね。

ゲームでも、タランティーノ皇太子は穏やかな振りしたツンデレ腹黒だが。

根っこは正義感溢れる生真面目系だったし。

イスピニアからの情報でも、あまり変わらなかったから。

まあ、様子見ついでにさ、会って見るのも手だと思って許可して置いた。

一応予定を詰めたいんだが良いか?」

王命に逆らえる訳も無い。

いや、ゲームのこれからの展開的には、味方に付いてもらう為にも会う必要が有った。

しかし、同じ学院通いのアリーナ達ならともかく。

接点独自に作るには、他国の皇太子なんて本来なら俺自身の身分が足りない。

あのゴーレムに好奇心を向けたのは、純粋な気持ち半分、ディーヴェ対策で使いたい気持ち半分だろうな。

あのゴーレムは、流石に他国に譲渡する気なんてさらさら無いし、危険極まりない。

良くて期間限定貸し出しだな。

とは言え、土魔法の上級者で、センスがあればいずれ作れるだろうけど。

ロボット的なギミックは、異世界転生者以外分からないだらう。

ちゃんと凝って、ロケットパンチと目からビームと、腕が武器になったりドリルになったりするよ。

攻撃力上げたかったら、魔力相当つぎ込む羽目になるけどね。

ちなみに、最新型はやっと中に乗れました。

ちゃんと内部に、コントロールやモニターや椅子は作ったよ。

中に乗れるのは、かなり頑丈で魔防に耐える鉱物を土に大量に含んで置かないと、中の人ヤバイ。

潤沢な鉱山無かったら、俺の領地破産だよ、マジで別のゲームオーバーだよ。

ってくらいマネー出たとおもう。

しかも空調や温度調節とか、色々付加したから、売らないでバルバロイの俺の城に置いたよ。

あぁ、予想通り。

ネアスが欲しがった。

「良いなロボット俺も乗りたい。

作ってよ俺のも。」

「もうロボあげたでしょ!

しかもつい最近。」

「ズルい俺も欲しい!うー。」

と良くある駄々っ子への対応に、駄々っ子王はプクーと膨れていた。

今有る奴を改造した予算教えたら。

流石に黙った。

王のポケットマネーでは限界有るからなぁ。

国民の血税だし、仕方ないね。

余りにしょんぼりしてたので、たまに乗らせる事で妥協して貰った。

基本防衛以外、俺はロボゴーレムは重いものの運搬に使う。

なるべくなら人が近寄れない高さの場所に、建設や工事のクレーン車やブルドーザーみたいに使いたいんだ。

なるべく貴族には、いかにも強そうな兵器であるロボは売る気がなかった。

たとえネアスでも、防衛では終わらない可能性が有るからだ。

汎用型のゴーレムなら、誰だって土魔法使えればそれなりな物が作れるし。

制御もそれ程難しくない。

だがロボゴーレムは上級魔法の域。

ギミックも近代兵器的すぎるから。

そこに有るだけで威圧感ぱない。

で、稼働させたらかなりの魔力喰いだ。

俺が使うだけならいいが、そうでないなら危険極まりない。

認証設定をシステム魔法陣に組み込んだ。

許可なき物が触ってもガラクタだ。

だから、俺はロボゴーレム操作方法マニュアルを日本語にして置いた。

転生者以外分からない物にした。

もし、他国に好戦的な転生者が居たりしたらアウト。

まぁ、俺が死んだ後に見られる封印を施したからそっちは心配して居ない。

俺が死ねばロボゴーレムはオブジェになるだろうけどな。


さて、それじゃあイスピニアのタランティーノ皇太子様を、我がバルバロイにお招きする準備をしますかね。

アレクは、ネアスとスケジュールを詰めながら、比較的まともな部類になる攻略者への対応を考えていた。


ロボへの食い付きが男性陣が良いのは。

格好良さと、戦闘における使い勝手。

でしょうか。

アリーナに関わる攻略者も残りわずかです。

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