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俺の娘が乳離れしてるけど父離れしない件

アレクだよ。

娘のアリーナは今日も良い子です。

あれからアリーナ四歳になったよ、俺の娘は泣いても可愛いよね。

今日もアリーナをおぶって仕事に出かけるぞー。


又お会いしましたね?

前世記憶持ちTS転生、子持ちやもめのアレク伯爵だよ。

TSって言葉の意味は知ってるけど。

俺様前世は横文字弱くて、正式名称知らないんだが、ググったら負けだとか言って調べない。

ざっくりした人柄で男前な女子だったようだ。

そのせいか、当時男友達に囲まれていた。

それなりにイケメン揃いだったが、あまりに彼女が男前すぎて女子扱いされず。

相手が何となく流されかけて作ったフラグを、ものの見事にクラッシュしまくる鈍感娘だった。

残念ながら現世も無自覚に、それは男女逆になって再現されるだろう。

前世も今世もよく結婚できたものだ。


さて、背中に背負ったアリーナはやっと四歳になった。

執務室や領民の視察貴族会議など、乳離れした一年後からアリーナを背負い袋に背負ったまま全て行ってきた。

前世知識を生かした政策。

治水や上下水路を作り出し。 

畑に枯れ葉や肥料を作らせ、農作物強化したり。

孤児院や奴隷をかき集め解放奴隷にし、住む区画を作って教育や技術指導させたり、綺麗な仕事場も提供した。

又、自分の領地中心に区画整理や道路を作らせ。

街の景観を統一した住宅を作らせたり。

騎士団以外に警察署や消防署を作り、仕事を分けさせたら足らないはずの人手が増えてうまく回った。

医療関連施設や剣や魔法や商業や聖霊術や神聖魔法関連のギルドや、義務教育技術機関も細々とだか増やした。

鉱山も有るのでそのあたりの資源で武器や防具を作らせたり。

アクセサリーを作り出して財政強化した。

そんな現世知識では有り得ない前世チートも、一部異端視されつつ。

愛妻が亡くなった反動で、馬車馬のように働いてそれを忘れるために、少しおかしくなった程度にしか思われなかった。

むしろ差し障りない知識なら、王家に献上してあえて国で共有させた。

派手なアクセサリーや石鹸や風呂や温泉。

シャンプーリンス化粧水、手洗い消毒薬酒、このあたりはすさまじく広まって行った。

綺麗になって健康になれると言われ、実際結果を出せば食いつ者もいるのだ。

モニターというか実験台は、仲の良い縁者や親友や知人、配下と領民、そして集めた孤児と解放奴隷区画の者達。

彼らは下手な下級貴族よりきらきらでふわふわでサラサラな、清潔感溢れる姿で生活し。

貧民街や奴隷区画や孤児院が不衛生という常識を消した。

又街のあちこちに虫除けのハーブや、身体に良いハーブでとり囲み、景観を統一した季節の華やフルーツのなる木も植えた。

一度清潔感を味わうと捨てられない潔癖症な者達は、自主的に花壇整備や掃除を自主的に行い。

街の治安も向上していった。


はい、ここまでが天ぷら、いやテンプレ。

ちと長いね。

あぁ天ぷら久々に食いてえ、専用台所で作るか。


話が逸れたな。

この四年間マジ縁談うざかった。

俺様はイケメンに引っかかった容姿なので、昔から幼なじみで婚約者のカリナを溺愛していても。

告白や縁談は多くあり。

全てをスルーして、まだ学生時代にとっとと結婚。

この国15で結婚可能なんだぜ。

戦争とか内乱とか、飢饉や流行病で早死にし易いからって言う前倒しらしい。

伯爵なので、妾や側室勧めるバカどもをスルーしつつ。

勧められた女性が好きそうな、イケメンでそれなりに身分の良い男友達でフリーな連中をこっそり引き合わせた。

完全に合コンですね。

それなりにうまくいったのか、妻が亡くなるまでは静かだった。

妻の死後3ヶ月あたりからきな臭くなり。

妻を亡くした心の隙間狙いが多発。

夜這いは警備増やしたから来ないけど。

夜会と言うより大人の発展場、件、国の裏会議場に呼ばれるようになる。

昼の茶会はともかく、娘を理由に凄く断ってもしつこい。

なので冒頭にあった背負い袋にアリーナおぶって行くと、下心満載な女はだいたい子供苦手なので近寄らなくなった。

しかも、俺が離れると凄く夜泣きするんだよアリーナ。

空気呼んでるだろ、可愛いなぁ。

あれだけ騒がしいと夜会主催者も、メイドに面倒見させて俺に女あてがう予定が、あっさりクラッシュされ、連れてくるなとも言い辛く。

暫くすると夜会には呼ばれなくなった。

しかし、世の中子供苦手なやからばかりではない。

子供好きがアピール系が厄介だった。

まぁ、そう言うのには、しつこく繰り返すように話す元妻の自慢話と娘自慢話で折れてくれる。

実際元妻のカリナは、病弱以外女としては完璧超人だった。

俺と婚約してなかったら王妃候補だったらしいが、他国の婚約者が出来て回避されたらしい。

俺本人に惚れてくれる輩は少数で、大抵身分や利権ねらいだからがっつり断れた。

後腐れもないように、やはり他の優良物件と引き合わせた。

やっべー、俺お見合い婆みたいな方向性じゃね?

つーか前世女だったから分かるんだよ、女の汚いところも良いところも。

現世男だから、再婚も確かに出来るんだけどさぁ。

元妻みたいな完璧超人的の後だと無理だよな。

理想跳ね上がっとるよ、53万位?


定期的にあるお見合いを潰しつつ、今日も領地を視察する。

そろそろ四歳なので背負うには重く、一人歩かせるには心配なのだが。

城ではかけ回り始めている。

五歳になったら手繋いで歩いて視察とか連れて行こうかな。


この幼少時代の構い過ぎが、後のファザコンこじらせな原因になるのだが。

アレクは無自覚だった。

ついでに内政チートとしても育ってしまい。

手練れの女宰相として、後の国王、ゼテキネス皇太子に重用されていく。

無論、婚期は遅れた。

二話です

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