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私のパパは最高に素敵で無敵なのです。

アリーナの独り言話です。

私のママは、私が産まれた時に亡くなられたそうだ。

だから、ママの顔も温もりも知らない。

でも寂しいと思った事は無い。

だってそんな私を、誰よりもパパはいつも大切に可愛がってくれるから。

多分、ママの分まで大切に愛してくれているんだと思う。

ある日、この世界はゲームみたいだ、と思った時がある。

薄っすらとしか思い出せないけれど。

こことは違う魔法もモンスターも、身分制度すら無い平和な国で生きて居た記憶がある。

そこではテレビと呼ぶ大きな箱や、スマホや携帯ゲーム機という小さな箱の中で。

映像がみれたり、ゲームが遊べたりした。

そこで、多分私は女の子で、小さな時に両親が大きな災害で死んで孤児になった。

両親はお金持ちで、何故か親戚とは縁を切って居て。

遺産相続とか出しゃばる大人達が、激しく喧嘩していた。

子供心に大人が信じられなくなった。

でも、パパの遺言が既に弁護士と、両親の親友に渡されており。

そのおかげで、駄目な親戚達からのお金の無心から逃れられた。

どうやらパパは親戚が余程信頼出来なくて。

いざという時の保険的な事を沢山用意して居たらしい。

お陰で優しい両親の親友さんのところで、私は養女としてそれなりに幸せな人生を歩んだみたいだ。

だから、あまり思い残す事もなかったのか。

私は記憶が薄くしか思い出せないのかもしれない。

亡き両親の遺品は、何故かマニアックな趣味の物が多く。

その中にゲームも有った。

それを遊ぶのは壊しそうで怖かったから、眺めてたみたい。

見兼ねたのか、それと同じ様な物を義理の両親が買ってくれた。

乙女ゲームと呼ばれるものだ。

あまり楽しいゲームでは無くて。

ちょっとダークな人生話だった。

他のもので無く、何故子供に向かないものをチョイスしたのか今だ分からないが。

この風変わりなゲームは、パパがママにあげた物だそうな。

パパに文句言いながらやって居たそうだ。

あぁ、うん。

ヒロインが騙されたり、騙したり。

恋愛としてもドロドロヤンデレだし。

これ、好きな人にあげるにはちょっと酷いよね。

これをあげたパパは相当変人で、ママはお人好しだったのかな?

とりあえず、ゲームの雰囲気と両親のやり取りを想像したら。

なんていうかお腹いっぱいで、ゲーム内容覚える事も無く直ぐにやめてしまった。

その日私は無意識に泣いてたみたいだ。

パパの人生がかなり波瀾万丈で、ゲームより大変だったと成人した頃に知った。

金持ち妾の子で長男だったから、幼い頃から孤独で酷い目ばかりみたそうだ。

しかも美形で文武両道、天才肌だったから目立ったのか。

本妻や、本妻の子供やその一族からの嫌がらせも多く。

母親も、いびり殺されたような感じの若死にだったらしい。

そりゃそんな目にあえば、死んだ後の事とか先に考えちゃうよね。

ママは逆に大家族の長女で、面倒見の良い。

男勝りの元気な人で、友人にも恵まれていたみたいだ。

だから、お金の無心して居たのは父方の親戚で、母方の親戚は時々私を優しくかまってくれた大人達に混ざっていた。

大人達を怖がった私に、今迄気を使って知らせなかったらしい。

本当、親戚まで対応正反対なんだね。

お陰で血縁者と孤立無援では無かったみたいだと改めて亡き母に感謝した。

趣味から知り合ったらしいが、ママからしたらパパは悪友だったのかしれない。

パパの孤独を自然体でママほぐしちゃったんだろうな、とか義理の両親は言ってた。


そんな事を、丁度学院に言って入った頃に思い出した。

まるで、前世のママは今のパパみたいだ。

カッコ良いのに冷たく無くて。

何だかんだと面倒見良くて。

すごく優しい笑顔で、太陽みたいにあったかかったんだと思う。

たまにはアリーナの独り言。

アリーナも転生者です。

ただ、アレク達と違って幸せな人生歩んだので、記憶が薄くしか思い出せないです。

むしろ、思い出したのは転生者達の記憶の因果律に引きずられて、ほんのり思い出した感じなので、白昼夢に近い感覚です。

っていうか。

まあぶっちゃけアレク達の前世の子供です。

二人は子供も死んだと思い込んでますが、むしろ子供だけ生き残りました。

数奇な運命で、アレクとアリーナは親娘再びになりました。

ゲーム通りなら不幸でしたが、アレクの頑張りで。

幸せな親娘になれたみたいです。

今後も彼らはそれを知らずに過ごします。

特にアレクとアリーナは、過去は過去と思うさっぱりとした所が似ちゃってるから。

進んでバラす事は無いと思います。

ゼボネアスは、アレク前世との日々が1番幸せだったので、気付いたらどうなるかは不明ですが。

あれ?なんか、途中で文切れてたので修正しました。

それでは又


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