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俺の作ったゴーレムの掌に乗る娘は可愛い。

ロボは浪漫だよな!

ゴーレム魔法をご存知だろうか?

金属や土塊などを使った土魔法の応用で、召喚術にも近いのだが。

大体大きな形の無骨な人形で、術者のイメージで形作り、意思で動かしたり自動制御して行動を決められる。

始めて出会ったこの術に、俺は日本語で叫んだ。

「やっべぇ、男の浪漫。

巨大ロボだよ!

俺土魔法の属性あるから作れるじゃん。

漲るわぁ。」

初期は少動物の可愛い物を。

中級は人型の人サイズアンドロイド風のを。

上級に超合金で三段変形合体とかやれそうなカッコ良いのを作りました。

小動物型は庭や公園に置き、砂場近くで子供達に遊ばせました。

月に一度、土魔法使える者が係りを作って。

魔石に土魔法掛けるのが電源です。

アンドロイド風のは、街の要所毎に配置し。

軽い会話機能と、平均的な人に近い仕事のサポート役にしてみた。

色々人手の足らない処が、かなり円滑に動くようになりました。

いや、伯爵だけどさ。

流石に動かせる配下は少ないんですよ。

起動は俺の許可の有る者達が動かせて。

電源は魔石に土魔法掛けるだけにしました。

後は、館や城や別荘の守護に、巨大ロボ風ゴーレムを配置。

普段名物置物ですが。

不審者相手には動き出す仕組みです。

王様欲しがったから仕方なく王城の門の処に配置して置きました。

奴が好きだった女の子主人公が、乗ってたロボット風のデザインで。

そーいやぁコスプレ仲間の知り合いで、ロボット作って着ながらコス参加してた人居たけど。

あれも器用な特技だよな。

甲冑位なら、段ボールとかカッティングシート貼るとか。

レザー布で胸当て作るとかはやれるけど。

シリコンとか粘土で型作って。

レジン液剤で固めた剣とか、杖の透明石飾りとかアクセサリーとかは、やり方聞いたけど俺は面倒でやらなかったなぁ。

何より狭い部屋だと液剤がかなり刺激臭とかシンナーとかみたいな臭いらしいから。

アレは簡単にホームセンターで売られてるから入手出来ても。

倉庫の無いアパート暮らしの人だとダメだろうな。

企業に頼む組より、自作組のコスの方が愛が深くて、小回りが効くから。

凝る人はとんでも無かった気がする。

縫製が甘いとかオートクチュールレベルの腕前の奴らは、企業の大量生産コス衣装嫌がってたな。

死ぬ少し前は、お水とかアイドルグズれが客引きでやるケース増えたとか。

コスよりカメコ増えた、とか現役に愚痴きかされたけど。

まあ、ブームも時の流れかね?

とか引退してたから、俺はめっさ他人事だったな。

ん?

なんでそんな事言ってるかって?

今起動実験が終わったから。

巨大ロボ風ゴーレムの手にアリーナのせて、一緒に巨大ロボの肩に登る所なんだよ。

美少女と巨大ロボとか浪漫だぜ!

「パパうるさい!

小鳥さん逃げちゃったじゃない。」

しゅーん。

と一気に萎むアレクを放置して。

慣れたアリーナはロボゴーレムと景色に見惚れて居た。

二人っきりになると、素が出て幼い頃のようにパパと言って強気に甘えてるのはご愛敬。

そんな秋の夕陽に照らされながら。

ロボゴーレムで遊んだ二人だった。

下に居たフィンやカノープスやイリシアは、下から壮大な眺めに、二人のシルエットに、言葉を無くして見惚れて居た。

フィンも例に漏れず。

「やっべぇ、なにあれ、ロボじゃん。ビーム撃つのかな?

超イカス!後で乗せてもらおう。」

とか興奮して居た。



一方その頃。


イスピニアの場合


「タラン兄上、留学上手くやってるかな?」

「まぁ、タラン殿は卒無く立ち回るんでは無いですか?」

「だといいけど、味方に出来るといいねシスティア国の人。」

お人好しの次男第二王子ナタクは、心配そうに、側近のダスカーは淡々と、タランティーノ皇太子の事を案じて居た。

ここは、ほわほわした空気である。


ディーヴェの場合


「宰相閣下!大変ですぞ。」

いかにも成金な風体の貴族が慌てたように、シャアルクス宰相に駆け寄る。

ドタドタと騒がしくて下品だと一瞬侮蔑の気持ちを瞳に乗せたが。

直ぐにいつもの冷淡な表情に戻る。

「落ち着きなさい、何がありましたか?」

「システィアの砦や王城と言った要所毎に、巨大なゴーレムが配置しされたそうです。

命令系統が既存のものと違い、敵意ある者には攻撃をし掛けるそうです。」

「又ですか?やっかいな。」

「国境付近には三体で、合体して更に巨大になるとか。」

そんな事を思い付いて実行出来る男はバルバロイのアレク伯爵あたりだろう。

システィア内の王妃派とアルドノアス第一王子派が、経済面で潰され。

力押ししようとすると、逆に弱みを調べ上げられ。

いつしかティーヴェから繋げたパイプが、事々く潰され。

内部からのシスティア掌握は、どうやら叶わなくなりそうだった。

先程の貴族を下がらせて、顔を歪め頭を抱えている。

「クソッ、忌々しい男め。」

彼は、ここで諦めて居たら。

破滅に向かわなかったのに。

そう後日処刑台でつぶやくのだった。

こっちは終焉待った無し。



秋の頭に納品したのは、巨大ロボ風ゴーレムだったのです。

あ、コミケ受かったので、少し更新が滞ります。

伯爵の設定イラスト本を作ろうか迷ってるけど。

まぁ、間に合ったらかな。

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