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まちぼうけJr.   作者: 秋野秋
1/1

Intro.

それは、私がまだ、真っ白だった時のこと。


偶然友達と訪れた高校の文化祭で、偶然見た軽音楽部 のライヴ。

会場となっている体育館から、溢れ出そうな熱気。

次はどんなバンドなんだろう、と、いつしか私たちも それに浮かされていた。

そんな中で、


私はー私と彼女は、彼らに魅せられた。


高く柔らかく響くその声に。

繊細で細やかなそのメロディに。

温かくて心地好いその低音に。

洗練されて鳴らされるその和音に。

力強く安心感のあるそのリズムに。


真っ白だった私に、鮮やかな色が降り注ぐ。

私の未来が、決定した瞬間だった。


隣に座っていた彼女と、帰り際に約束を交わした。

絶対にあの高校に入って、一緒にバンドを組もう。


鮮やかな自分を抱いて、私たちは家路を歩いた。



「どーもーっ!!チームまちぼうけでーす!!」


その名前を、しっかり記憶に焼き付けて。



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