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オレが姫の婿候補!?  作者: 暇な青年
セレナ姫ホームステイ編
9/73

みんな宿題は早めにやっておこう

七月二十九日、晴れ。こんな気持ちのいい天気の日は・・・・・・


「寝るに限るな」


オレは今、お昼を食べ終えてから自分の部屋でベッドに横になっている。オレは近くの窓を全開に開け、真っ青な空を見ながらボーっとしていると・・・・・・


「八雲!」


「ん!」


セレナが部屋に入ってきた。それと同時にボーっとしていた意識が現実に戻ってきた。


「どうした?」


「八雲、八雲は宿題は終わっているのか?」


「しゅく・・・だい・・・・・・?」


セレナから『宿題』と聞いて、オレは始め何の事か分からなかったが、頭をフルに活用して思い出した。


「あぁ!そんなものがあったな。セレナがこっちに来たから、そんな物の存在忘れてた」


オレは素で忘れていた宿題の事を考えた。


「ってか、なぜセレナが宿題を?」


「冴子さんが言っていたの」


『八雲はいつも宿題を速めに終わらせるのだけど、今回はセレナちゃんが来たから忘れていると思うの』


「って言われて」


「あはは・・・・・・・」


さすが我が母、オレの状態が良く分かっている。


「そうだな。ボーっとしているだけだし、宿題をやっちまうか」


「八雲、私は見ていて良いか?」


体をベッドから起こすとセレナが近寄って来た。


「別に良いけど・・・つまんないぞ。母さんと買い物に行ったほうが・・・・・・」


「いいの!私がそうしたいの」


「セレナがそれで良いなら・・・・・・」


いつもはつけないけど、エアコンをつけるか。


「セレナ、ドア閉めて」


そう言いながらオレはベッドの近くの窓ともう一つの窓を閉め、エアコンをつけた。


「さてと、何からやっかなー・・・・・」


宿題は全部で三つ。

一つは現代文で『本の紹介』ってヤツで、今までに読んだ本を紹介しようって言う物だ。これは本をすでに読んであるのがあるのでこれは最後。

二つ目は日本史のプリント。これは、ノートと教科書を読めば埋まる。

最後は英語のプリント二枚・・・なんだがコレが問題なんだよな~。量は少ないがコレばっかりはノートと教科書読んでもさっぱり。オレは英語が苦手だ。


「ってことで、日本史をやるか」


オレはテーブルの前に座り、日本史のプリント四枚を机にかけてある鞄から取り出した。


「?どうして机があるのにテーブルで?」


「ん?セレナがいるからな。オレ一人なら机でやるけど、セレナが見ているって言うから見やすいようにな」


そう言いオレは早速、宿題に取り掛かった。


オレが宿題をしている姿をセレナは本当に見ている。いや、見てくれているのは嬉しいんだけど・・・・・


「セレナ、その・・・・あまりジッと見られるのは恥ずかしいんだが・・・・・」


「えっ!あの、その・・・・・・じゃぁ、ノート見せてもらってもいい?」


「良いけどなぜにノート?オレのノート汚いから教科書の方が・・・・・・」


「だって八雲、ほとんど教科書見てやっているから」


「あっ!なるほど・・・・・・ノートは見ても良いけど汚いぞ?」


「いいわよ」


そう言うとセレナはノートを開いた。


まっ、いっか。


オレも日本史のプリントに再び戻った。


「おーわり!」


プリントを四つ重ねて半分に折る。


結構時間がかかったな。


現時刻、三時三十分。あれから三時間経っていた。


そういやセレナは・・・・・・オレのノートを夢中で読んでる。そんなに夢中になる内容なんかあったか?


「セレナ、なんか夢中だけど、何かあったか?」


「八雲!このキャラが可愛いからつい」


そう言いながらオレのノートを見せてある場所を指差す。そこには授業の内容+ちっちゃいキャラを描いて大事な部分に吹き出しを入れ、キャラが読んでいるようにしてある。


「あぁ、ラ●ナか」


「ラ●ナ?」


「あぁ、ラ●ナ=ザ=ブラッドエッジ。オレが唯一やるブレ●ブルーって言うゲームのキャラなんだ」


『ほら』といいながらオレの携帯を見せる。携帯には『続ぶる●じ』と入っているストラップを見せた。

ストラップには、『続ぶる●じ』のほかにちっちゃ可愛い『ラ●ナ=ザ=ブラッドエッジ』や『ノ●ル=ヴァーミリオン』、『ツ●キ=ヤヨイ』その他多数のキャラが描かれた物だった。


ノートにもラ●ナのほかにジ●やハ●マ(テ●ミ)も描かれている。全部、ちっちゃ可愛い物である。


そんなこんなで、宿題をやったオレだったが、全部終わったわけではない。


英語の前に現文の『本の紹介』をやってしまった。オレが紹介した本は『化●語(上・下)』と『傷●語』だ。


英語は明日だ。


こうしてオレの一日が終わった。・・・・・・・終わるはずだった。


今回の反省

暇ねん「しゃーーーーーっ!!」

八雲「なんだよいきなり」

暇ねん「ついに、ついにブレ●ブルーネタを出せたぜ!さらに!」

八雲「な、なんだよ?」

暇ねん「今回使ったストラップが昨日、届いたんだよ!かんどーだっぜ!!」

八雲「はいはい」

暇ねん「そうそう、『化●語(上・下)』と『傷●語』もちゃんと読んだぞ。オレは知っているものしか書かないからな」

八雲「読んだって、学校でだろ?」

暇ねん「読めればどこでもいい!」

八雲「・・・・・・・ブレ●ブルーでテンション上がってるな」

暇ねん「そう、本文で言っているキャラは『ぶる●じ』で見れるキャラだぞ」


次回『苦手なものは得意な人に教えてもらおう』です。

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