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オレが姫の婿候補!?  作者: 暇な青年
候補者出揃う編
56/73

コレが良い案? てーか、パーティの趣旨が変わってるし!

冬休み二日目の朝。 いきなりだが寒い!


「さっび!」


冬休みにもかかわらずオレたちは学園へと足を進めている。


「そうだね。 何でも近々雪が降るらしいよ」


「雪か・・・・・懐かしいな」


レグは何かを思い出すように呟く。その姿が以上に様になっている。


「なんだレグ、雪になんか思い出があるのか?」


「ん?まぁ、な」


意味深な言葉だがオレはすぐに気付いた。


こいつがこーゆう言い方する時は触れちゃいけない事ってやつか。 失敗したかな


「あー・・・委員長のやつ一体何するつもりなんだろうな?」


「そうだね。 なんか準備してるようだったし」


「準備?」


話を変えたのは良いが、逆にオレが気になることになってしまった。

そんなことを考えている間に学園に着き、校舎に入ろうとしたのだが横から声が聞こえてそちらに視線を向けた。


「こっち!こっち!」


「委員長。 なんで外にいるんだ?」


「クリスマスパーティの準備よ!言ったでしょ」


「いや、言ってたけど・・・なぜに外のグラウンド?」


てーか、久しぶりにグラウンドに来たな。作中では一回も来なかったけど


「ふふふ、コレを見なさい!!!」


又も以前と同じように紙をバッと見せてきた。


「なになに」


            ───雪合戦───


雪だるまと雪合戦している絵が入ったポスターだった。


「ゆきがっせんーーーー!?」


「そうよ! カイウスの娯楽で皆で遊ぶといえば外! ついでに雪が降ると言えば雪合戦よ」


「ちょっとまて!オレたちのクラスだけでやるつもりかよ?」


「ふふっ! そこは抜かりなくてよ」


「えっ?」


その声は委員長ではなく委員長の後ろから聞こえてくるものだった。それも聞いた事ある声。


「マリナ先輩!? どうしてここに?」


後ろから現れたのは生徒会長のマリナだった。

突然の事で驚いているが、約二名はそうでもなかった。特にレグなんてポスターをずーっと眺めている。


「ミレイさんにいい案を貰ったからね」


「いい案ってコレの事ですか?」


レグが眺めているポスターを指差して見ると委員長と一緒に頷いてる。


「今年の事は急遽決まったことだったからね。 各クラス、出し物に困っていたのよ」


「だから、私の案を生徒会長に出してみたのよ。 これだったら、皆でできていいじゃない」


「たしかにね。 でも、必ず雪が降るって保障が無いけど大丈夫なの?」


「確かにな。 本番で雪が降ってなかった。なーんてことも在るだろ?」


「そこんところは大丈夫」


親指を立てて委員長が言い切る。


なぜそこまで言いきれるんだ?


「だって、この小説ってご都合主義でしょ!」


「「うわ~」」


言い切っちゃったよこの人!


さすがのカイウスも“それは無理でしょ”って顔してるよ。


「何の事か分からないけど、その時用の出し物も考えてあるから大丈夫よ」


「さすがマリナ先輩! 誰かさんとは大違いですね」


「誰かって誰よ!?」


「さぁ?」


ん? 委員長に気をとられていたいたけど、なんか・・・・・・先輩の顔が赤く見えるんだが・・・・・気のせいだな!


「てーか、それなら準備なんて無いんじゃないの?」


「ないわ!」


「だったら呼ぶなよ!」


きっぱり言い切った委員長についツッコんでしまった。


「だって、アンタのケータイしらないもの」


「あーっと・・・・・はい」


ポッケから携帯をだす。向こうもケータイを手に取り────赤・外・線!


「これでよしっと」


携帯を仕舞うと委員長とマリナが話し合っている。 どうやらこれからの事を話しているようだ。


「あなた達、帰っていいわよ」


「オチがこれですか」


「これです」


ハハっと笑ってオレたちの今日が終わった。


今回の反省

暇ねん「やーっとクリスマスだよ!」

八雲「現実では終わったけどな。 一人でごくろーさん」

暇ねん「うっさい!」

八雲「今気付いたんだが、クリスマスパーティーの日ってクリスマスなんだな」

暇ねん「そうなんだよ! でたらめにした日がクリスマスだった。 オレすげー」

八雲「どこがだよ!」

暇ねん「まぁ、いいや。 クリスマスが終わればあと数個大きい物語しておしまいだ」

八雲「おっ!終わるのか」

暇ねん「そーゆうこと。 残りの日数は少ないぞ。 頑張んないとレーベルやサバナに取られるぞ?」

八雲「うっせ」


次回『クリスマスパーティー始まる。 でも、終わらない』

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