サバナや新しい行事でややこしくなってきた
次の日の学校。いつもどおり変わらない・・・訳が無い!!そりゃ、そーだよな。二年生にネック王国の第一王子が転校してきたわけだから。
「はーーー」
「またため息。どうしたの?」
机に体を乗せ、ダラーんとしながらため息をするオレにカイウスが心配そうに声を掛けてきた。
「ん、いや・・・・別になんでもないんだが」
「そう?それなら良いんだけど」
カイウスにサバナの事を言ってもどーしよーもねぇしな
「おい!カイウス、ヤクモ」
「レグ?久しぶりの登場だな」
「うっせーよっ!」
机から体を起こしレグの方に体を向けた。
「で、どうかしたの?」
「どうかしたの?じゃ、ねーぞ!来週の部活で隣国のブレイブ大学が練習試合で来るらしいぞ!」
「ブレイブ大学・・・・・どっかで聞いたような・・・・・・」
名前を聞いてもピンと来ないオレに、隣からカイウスが言葉を出してきた。
「ブレイブ王国の大学。レーベル、先輩がいる所だよ」
「んな!?」
事の重要さに気付いたオレの口は開いたままだった。それに追い討ちを掛けるかのように委員長がツカツカと近づいてきた。
「三人とも!!」
いつもと違った声の大きさにオレたちは肩をビクッとしてから、そちらに視線を向けた。
「委員長?どうしたの?」
最初に口を開いたのはカイウスだった。聞かれた委員長は丸めて持っていた紙を広げてオレたちに見せてきた。
「なになに?」
───クリスマスパーティー開催決定!!!───
紙の真ん中にでかでかと書かれていた。
「「「クリスマスパーティー!?」」」
「そう、クリスマスパーティーよ」
「それがどうかしたの?」
「コレ、当然だけど学園行事よ・・・・・その意味が分かるかしら?」
三人で考えていると頭の中に一つの答えが出てきた。
「あぁ!25日は「冬休みじゃん!!」・・・・・・・レグ、言葉を遮るなよ」
「わりぃわりぃ、だが、これは冬休み返上してパーティーをやるって事だよな?」
「その通りよ」
がっくりと膝を床につけるレグ。
オーバーだなぁ
「オーバーなんかじゃねぇよ!!」
「だから心読むなって」
おなじみの受け答えをしてレグが、続きを口にし始めた。
「お前なぁ、唯でさえ休みが少ないのに、それがもっと少なくなるぞ!だいたい、なんでやるんだよ?去年までやらなかったことを?」
「今年は、セレナ先輩、最後でしょ?来年になるとすぐに卒業だからって、三年生と先生方が考えたらしいわよ。生徒会長も認めたらしいわよ」
「んー、セレナ先輩のためならしょうがないか」
「いいんだ!?」
アレだけ文句言ってたのが一瞬でOKになったよ!?
「レグの言うとおりだね。先輩は卒業したら国のことを考えて、婿を決めないといけないから当分自由にできないからね」
「あ・・・・・・」
そっか、セレナも時間が無いのか・・・・・・・
「んじゃ、いっちょ頑張りますか」
「やる気だね、ヤクモ」
「先輩には良い思い出を作って卒業してもらいたいからな」
「さすがは、ルークだな」
「い、いつの話だよ!」
レグにちゃかされながらもオレたちは精一杯やることを決めたのだった。
今回の反省
暇ねん「サボってました」
八雲「しってたよ」
暇ねん「ちょっとネタ切れだったからさー」
八雲「しってたよ」
暇ねん「他の作品の設定を考えてたからさー」
八雲「しってたよっ!!たくっ、いつになったら完結するのやら・・・・・」
暇ねん「さー?」
八雲「う”ぉ”ぉ”ぉ”ぉ”い”!!!」
次回「レーベル率いる、ブレイブ大学ナイト部、来る!」です。




