どこに行きますか?セレナ先輩?
暇ねん「最初に言い訳を。
夏休みの所為で学校がつらくて更新できませんでした。体育祭の大縄や明日の文化祭の所為でお疲れ中です。いい年して大縄はつらいっす・・・・・・と言う訳で更新が遅れていました」
セレナとユウナ先輩の後をテクテク付いていっているのだが・・・・・・周りの反応が!!
「セレナ先輩!うちの焼きそば食べて行きませんか?」
「先輩!こっちのアイス、どうですか?」
と、歩いているだけで呼ばれる始末である。まー、二人は楽しんでるから良いんだが
「ルークさんは何が良いですか?」
「え・・・・・・?」
「飲み物よ飲み物!私達がおごってあげるわよ」
「ユウナじゃなくて私が、ね」
付いて行くだけだったので、いつの間にか喫茶店風の教室にいた。机を並べて作ったレジで二人の視線がこっちに向いている。
「いえ。自分の分は自分で払いますよ」
「あら?先輩の優しさを受け取れないのかしら?」
「いやっ、そーゆうわけじゃ・・・・・・・・」
「ならいいじゃない!で?何飲む」
「・・・・・・・ファ●タ(グレープ味)で」
セレナの押しに負けてしまい、おごってもらう事になった。
どーも、この人には勝てない
「はいっ」
「どうも」
頭を下げながら缶のファ●タを受け取ると、教室から出てた。ちなみにセレナはミルクティー、ユウナがコ●ラを手に持っている。
「あっ!」
缶を口に当てながら二人の後ろを歩いていると見回り中のジンが前から歩いてくる。
「ジン君。頑張ってるわね」
「セレナ先輩、えぇ、まぁ、それなりの祭りですし。そちらは楽しんでいますか?」
「ええ。とっても!」
笑顔で答えたセレナをみたジンは口元を緩めたが、すぐに引き締め、オレを見た。
「ルーク。しっかり、先輩を護衛しろ」
「わかってます」
ジンには前もって偽名を教えてある。
「では、俺はこれで」
少しだけ頭を下げ去っていく。その後はセレナが行きたがっていたお化け屋敷や的当てを楽しむと、タイミングが良いのか悪いのか自分のクラスの前に来た。
「そーいや、ルークのクラスってここよね?」
中にいる執事服を見てなのか、オレに聞いてくる。
「えぇ。入りますか?セレナ先輩?」
「そうさて貰おうかしら」
考える素振りも見せず答えたセレナを見て、オレは、廊下で待つように言うと、教室に入る。
「どうぞ」
二人を教室から呼ぶ。
「「「いらっしゃませ。お姫様」」」
執事服を着た男子が並んでお辞儀をする。
先に教室に入り、皆に教えたからだ。まー、教えなくても客にはやってるんだよな・・・・・・
「どうぞこちらに」
二人の前に立ち席に誘導する。他の客たちもセレナとユウナに視線が向く。
「ご注文はどうしますか?」
本格的なメニューを見せると、二人はメニューの多さに驚きつつ、迷っている。
「お勧めは何なの?」
「そうですね・・・・ショートケーキとコーヒーですね」
「なら、私はそれで!セレナは?」
メニューを決めるとユウナが向かいの席に座っているセレナに問いかけた。
「わたしは・・・・・・・ルークさん、これはなんですか?」
メニューを指差す。指差してある場所には「買ってからのお楽しみ」と書いてある。
「あぁ、それはクラスの皆で決めた物で・・・・市販の物ではなく自分達が作ったものです。味はクラス皆が保障します!少々時間は掛かりますが・・・・・・」
「そうなの・・・・・・それじゃ、コレにするわ」
少し悩んだのか分からないがセレナは、コレを頼んできた。
「かしこまりました。少々お待ちを」
会釈しながら下がると、裏方にいる委員長の場所に向かった。
教室の三分の二はお客用のイスにテーブル。残りは机で仕切られたレジなどである。
だが、問題が起きた。
「セレナ先輩に出す物をあなたが作りなさい!」
委員長にビシッと指を向けられた。
「あなたって・・・・・・オレぇ!?」
「あなたが一番上手なのだから、当然でしょ!セレナ先輩に一番の物を出さなくてどうするのよ!!」
「・・・・・・・」
絶句・・・・・・・
なまじ料理が上手なのも考えもんだな・・・ははは
こうして、執事服のサングラス男が急いで教室から一階にある調理室に向うのであった。
今回の反省
暇ねん「更新遅れてすいませんでした」
八雲「まったくだな」
暇ねん「しゃーないやろ!休みボケでいつも以上に疲れるんだよ」
八雲「あっそ。それより、調理室なんて設定あったか?」
暇ねん「今作った。気にすんな」
八雲「・・・・・・・」
次回『あれ?なんでオレだけ「さん」付け?』です。