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オレが姫の婿候補!?  作者: 暇な青年
八雲セイクリッド編
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転校生は・・・・・・だれ?

暇ねん「次回予告でも書きましたが、今回はセレナが中心です。時間軸は二学期が始まってから、本編の時間までです」

「せーれーな!!」


「ユウナ!どうかしたの?」


二学期が始まり、数日たったある日。私は友達のユウナに声を掛けられた。


「ねーねーきいた?一年生に転校生が来たらしいわよ」


「よく一年生の転校生を耳にしたわね」


セレナは三年生。高校部の上級生であるため、相当のことが無いと下級生の噂など耳に入ってこない。


「当然よ!なんたって転校生は本校ができて初めての日本人なんだから学園中、噂だってるわよ!!」


「日本・・・・人・・・・・・・!!」


脳裏に浮かんだのは夏休みの終盤でちゃんとお別れができなかったある男。


まさか・・・・・ね


「どうかしたの?心当たりがあるの?」


「そんなこと無いわよ。それより、その話しを詳しく聞かせてもらえる?」


「おぉ!さすがのセレナ姫も本校初は気になるのね」


「そーゆうことじゃ・・・・・・」


「いいわよ!それじゃ、私が知っている事だけ教えるわ」


ユウナは私の話を無視して話を進める。


ユウナの情報では、分かったのはナイト部である、と、一年生である、だけだった。噂交じりの内容なら他にも合ったが・・・・・・




その週の土曜日にナイト部を訪れたのだけど・・・・・・


「セレナ先輩。スミマセンが転校生は事実ですが日本人では無いですよ」と、ナイト部部長のジン君は私に言った。


ユウナは日本人と言ったのに・・・・・・話が噛み合わない




それから数日後には日本人の転校生の噂は聞かなくなった。


「あちゃー、みんなセイクリッド祭やナイト部の大会の事で忘れてるなーー」


「・・・・・・・」


ユウナの話しを聞いてる振りをしていると・・・・・・・


「セレナ聞いてる?」


「えっ!?あーーうん」


「ほんと~?」


疑いの目が私に刺さる。こーゆうところは鋭いのよね


「で、なんだっけ?」


「ホラ聞いてない!!だから!セイクリッド祭の時、一緒に周ろうって言ってるのよ」


「えぇ。もちろん・・・・・・でも、マリナちゃんが私に護衛を付けると思うけど・・・・いいわよね?」


「もちろん!セレナの身が一番だからね」


笑顔で言ってくるユウナに微笑み返す。


八雲に・・・・・・


「・・・・・・・逢いたいな」


「ん!?何か言った?」


「う、ううん!なんでもない!!」


そう、とユウナは席に戻っていった。


つい言葉に出しちゃった。八雲・・・・・・・今、何してるかしら?


教室の窓から見る空。この空の下にいる八雲を思って・・・・・・・



そんな風に、学校を行き来しているある日。私は耳を疑った。



「いま・・・・・・なんて?」


「だから!日本人の名前よ!!ナイト部の大会で優勝を決めたから、簡単に分かったのよ。一年B組のヤクモ=コウサカ」


八雲が・・・・・ここにいる!?でも、なんで!?あの手紙の約束のため?だったら、なんで逢いに来てくれないの?それにお父様も修二さんも何も言わなかった・・・・・・・


「って・・・・・おーい!セレナ?」


「あっ、ごめん」


「いいけど・・・・・・どうかした?なんか元気が無いように見えるけど・・・・・・」


「大丈夫よ」


ユウナに気を使わせないように笑って見せる。が、内面ではどうして?と困惑している。




お城に戻ってもお父様や修二さんに聞くに聞けない。


「どうかしましたか?セレナ?」


「お母様・・・・・・」


城の前の道でボーっとして立っていると、お母様と護衛のメイとルミナが歩いてきた。どうやら、買い物に行っていたようだ。


「どうかしたんですか?セレナちゃん?」


セレナとルミナたちは女性同士仲が良いので、『姫』ではなく『ちゃん』でよんでいる。


「う・・・ん。ちょっと、ね」


「無理に話したくないなら別に良いけど、誰かに相談すると気が楽になるわよ。特に・・・」


「「恋の悩みではね!!」」


「~~~~~~っ!?」


さっきまで暗い表情が姉妹の言葉で一気に真っ赤に染まった。それを見たお母様もクスクスと笑っている。


「さすがメイね!」


「お姉ちゃんこそ!」


「私達は城に戻りますけど・・・・・セレナはどうします?」


「私も帰ります」


真っ赤な顔で三人に付いて行く形で城に戻った。




そして、セイクリッド祭本番。私の学校生活ががらりと変わることとなった。


今回の反省

暇ねん「学校始まると、更新が遅れる・・・・・」

セレナ「それでも頑張るのが作者でしょ!」

暇ねん「うー言ってくれるぜ」

セレナ「それより、なんで城の前の道なの?」

暇ねん「・・・・・・最初は城の内部で、って事を考えていたんだが・・・・・・」

セレナ「だが?」

暇ねん「城の内部の構造が分からないため書けなくなった」

セレナ「それ、この話を作るときから決まってた宿命よね?」

暇ねん「うっ!そ、それは、その・・・・・・」

セレナ「まったく、いつになったら八雲に会えるのかしら・・・・・・」

暇ねん「姫、八雲にぞっこんですか?」

セレナ「────っ!!」

暇ねん「あー、見てるこっちが恥ずいわ」


次回『セイクリッド祭の始まりと護衛』です。

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