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オレが姫の婿候補!?  作者: 暇な青年
八雲セイクリッド編
25/73

いや、オレ、こんなカッコいい友達持ったの初めてだわ

「よし、では聞きたいことはあるか?」


夜、家に戻ってきた親父がソファに座って聞いてきた。


「最初に思ったんだけど」


「なんだ?」


「親父がここに住んでいたのは前だろ?なのになんでこんなに綺麗なんだ?」


綺麗とは、家に入った時にすぐ気付いた。ホコリも無くきちんと整備されているキッチン。なにより不思議なのが家には3つ部屋があってどれも整理整頓されている。


「あぁ。それは────」


「私たちデース!」


「っ!?」


親父とは別の声が後ろから聞こえ、慌てて振り返るとそこには一人の男性と二人の女性がいた。


「へー、この子がシュウジの息子か」


「かわいー」


「ちょっ!」


どう見たって成人を過ぎている女性がオレに抱きついてくる。オレの顔が女性の胸にあたる。


「八雲、こいつらは俺の仕事仲間だ。お前がこっち来るって言ったら部屋の掃除を手伝ってくれたんだ」


「そ、そーゆうことね・・・・・って、お姉さん!やめて!」


抱きついている女性はショートで赤毛である。・・・・・・胸もけっこう・・・・・・・


「こら、メイ。ヤクモが嫌がってるわよ」


「だって、思ってた以上にかわいーんだもん。それにおねーさんだって、うれしいな~」


「ちょっと!!」


頭を撫でられながら、誰かに助けを求めるべく手を振っていると・・・・・・


「だいじょーぶか?ヤクモ」


「うわっと、ありがとうございます。えっと・・・・・・」


オレの手を引っ張り無理やりメイから引き離された。


「あぁ、オレはシュドナイ=クロス。シュドって呼んでくれ」


「私はルミナス=アーク。ルミナって呼んで。っでこっちは妹のメイリス=アーク」


「よろしくヤクモー!メイでいいからね」


「よろしくお願いします」


ルミナとメイは姉妹なのか。道理で髪の色や雰囲気が似てる訳だ。


シュドは細い体のわりに腕の筋肉がすごいな。オレを引っ張っただけの事はあるか。


「そうそう。八雲の通う学校にシュドの息子がいるから、仲良くしろよ」


「へー。その人も日本語ペラペラ?」


「カイウスは三年間日本にいたから普通に話せるよ」


「よかった~」


それから、数時間後にはベッドで寝ていた。


親父たちは城に戻った。その時に携帯を渡された。日本にも通じるとかどうとか。


次の日、学校の制服を着て家を出ると、家の前に誰か立っている。


「ヤクモだよね?」


「きみは?・・・・・・あれ?飛行機でオレを見てた・・・・・・」


「カイウス=クロス。よろしくねヤクモ」


「あぁ・・・・・・」


飛行機に乗っている時こっちを見てきた人だった。


シュドの息子・・・だよな。あー・・・・・・・


「どうかした?」


キョトンとした表情でオレを見ている。


「なんでもないよ」


朝日に照らされて光る銀色の髪。その間から見えてくる瞳はサファイアのように輝いている。


親子そろって美形だな。セイクリッドに住む奴は美形しかいないのか!!


なんて事を考えながら学校へ足を進めるオレだった。


今回の反省

暇ねん「セイクリッド編になってキャラが増えました」

八雲「本当だよな。日本ではオレ、友達と会わなかったぜ」

暇ねん「最初は出そうと思ったけど、セイクリッド編に色々出せば良いやと思って」

八雲「たく」

暇ねん「んで、メイの胸はどうだった?」

八雲「いい天気だな~」

暇ねん「おい!」

八雲「うるさいうるさい」

暇ねん「たく」


次回『うわ、もしかしてオレ浮いてる?』です。

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