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オレが姫の婿候補!?  作者: 暇な青年
セレナ姫ホームステイ編
17/73

八雲、お願いがあるんだけど・・・・・・

数日後の夜九時。


オレは珍しく自分の部屋にいた。いつもならセレナと一緒にテレビを見ている時間だが、今日はセレナが『ねむい』と言って先に寝てしまったのだ。


「・・・・・・・・」


耳にはイヤホンを付けウォークマンで音楽を聴きながら夏の夜空を眺める。


「まだ九時か・・・・・・暇だな。そうだ、読みかけの小説があったんだ」


思い出しオレはベッドの下にある収納スペースの引き出しを開けた。中には漫画や小説でいっぱいである。


「えーっと・・・・・・・おっ、あった、あった」


一冊の本を取り出し、引き出しを仕舞う。


先に言っておくがライトノベルではないぞ。


「・・・・・・・・」


オレは本に集中しすぎて気付くと、今日が昨日になっていた。


「うわ、一時になってるし!早く寝よ」


イヤホンを取り、本を引き出しに仕舞い、部屋の電気を消そうとベッドから立ち上がった。


「うん?」


オレは耳に聞こえてきた音に反応した。聞こえてきた音はドアを控えめにノックする音だ。


「八雲、ちょっと・・・・・・いい?」


「セレナ?どうした・・・・・・って、どうした!」


ドアを開けるとなみだ目でセレナがドアの前に立っていた。


「うん。ちょっと・・・・ね」


「とにかく、入って落ち着け」


「うん」


さっきからセレナ、元気がないな。


「どうかしたのか?泣いてるし」


「あのね・・・・・・・」


「うん?」


「笑わない?」


「笑わないさ。内容によるけど」


「・・・・・・・」


じーっと涙目で睨んでくる。


「笑わない!」


「・・・・・・・・・あのね、夢を見たの」


「ゆめ?」


「ええ。私と八雲が一緒に暮らしていたの」


「オレと・・・・・・セレナが?」


オレの言葉に頷き、セレナは話を進める。


「そこに、上位貴族の人がやってきて私達を離れ離れにするの。そして私は、その人と結婚する夢、だったの」


「う~ん、なんともリアルな夢だな。でも、それで何で泣いてるの?」


苦笑するオレ。すぐに、表情を引き締め聞く。


「だって!」


「だって?」


「その・・・・・・・」


「その?」


セレナにしては珍しくハッキリと言わないな。


「これも・・・笑わない?」


「笑わない!」


「その・・・・・・夢の中でだけど、八雲と一緒にいる未来が見れたのに、離れ離れになってしまったから悲しくて・・・・・・・」


「へ?」


まさかの発言にオレは、力の抜けた声を出してしまった。


「ぶっ!・・・・あはははっ!!」


「八雲!」


そしてオレは大声、とは言わないが笑ってしまった。


「大丈夫だって!」


「えっ?」


「たとえ、それが本当に起きる事があってもオレが引き止める!それが無理なら会いに行く。セレナと釣り合える男になってね」


「・・・・・・・」


セレナの視線がオレの視線と交わる。


「あー、カッコつけすぎた?」


「ううん。嬉しかったのよ!それは信じて良いの?」


「信じてくれるなら」


「信じるわ」


「よし、それじゃ今日はもう寝な」


「ええ・・・・・・八雲」


「なに?」


オレはドアを開けセレナに向いた。


「ここで寝て良い?」


「ここってオレの部屋なんですが・・・・・・」


「だから、一緒に寝よ」




電気を消し、オレはベッドに入る。横にはセレナがいる。


「あついね」


「しょうがないだろ!こんな夏に一緒のベッドで寝るのが悪いの」


「そうね」


「たくっ」


夏なので今はタオルケットを腹の部分に当ててるだけで寝ている。


「八雲」


「ん?」


「約束よ」


「分かってるよ。おやすみ。セレナ」


「おやすみ。八雲」


オレは隣にいるセレナを感じながら目を閉じた。


今回の反省

八雲「・・・・・・・」

暇ねん「ラブラブですね」

八雲「オレ、候補なのにこんな事約束して良いわけ?」

暇ねん「さぁ?」

八雲「オイ作者!」

暇ねん「しょうがないでしょ!何か言ってしまうとネタバレするし」

八雲「それもそうか」

暇ねん「そうそう」


次回『あっ、おかえり~』です。

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