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プロローグ

プロローグ 突然始まった恋愛ゲーム人生

俺の名前は桜井蒼太、16歳。

ごく普通の高校1年生だったはずなのに、ある朝目覚めたら、目の前に光る選択肢が浮かんでいた。

【選択肢】A: 遅刻しそうだから朝食抜きで走るB: ゆっくり朝食を食べて余裕をもって登校

「……は?」

最初は寝ぼけてると思った。でも何度瞬きしても、その半透明の青い文字は消えない。試しにAを選んでみると、文字が消えて、体が勝手に動き出した。

「うおおおお!? 体が勝手にっ!」

パンを咥えて家を飛び出す俺。これって、あれだ。恋愛シミュレーションゲームの選択肢じゃないか!

そして角を曲がった瞬間――

ドンッ!

「きゃあっ!」

可愛い女の子とぶつかって、俺は彼女の上に覆い被さる形で倒れこんだ。柔らかい感触。甘い香り。そして至近距離で見つめ合う瞳。

「あ、あの……重い、です……」

真っ赤な顔の彼女――後で知ったが、クラスメイトの天使みたいに可愛い白石雪乃だった――を見て、また選択肢が現れた。

【選択肢】A: 「ごめん!」とすぐ離れるB: 「こ、これも運命かも…」とロマンチックに言うC: 動揺して変なことを口走る

俺の青春ラブコメディーは、こうして始まった。

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