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第一話 エルの非日常な出会い


「あ、リリィ、おはよう」

「おはよう、エル」


私の名前はエルステイン、知り合いからはエルと呼ばれている。今日は大型の魔物の討伐依頼が入ったため、臨時メンバーとしてリリィ率いる『夢幻』とともに行動している。


「ほかの子たちは?」

「まだ寝ているみたい」

「いつものことながらあなたのところはゆっくりしてるね」


 パーティー名に「夢」とつけているだけあってここのメンバーはしっかり睡眠をとる。それはもう一日十時間きっちりと。…ちなみにパーティー名と関係あるかは未確認だ。


「私の準備は終わってるから先に体動かしとくよ」

「ごめんねー、なるべく早く起こしてくるから」


 そんな声を背に受けつつ私は宿『止まり木』の裏庭に出る。季節は冬の真っただ中。深々と雪が降り積もり、きれいな雪景色が広がっていた。


「きれいに積もってるねー…ん?」


 太陽光が反射しキラキラと光る雪を少し眺めていると小さな赤いものが視界の端に映る。


「なんだ、てんとう虫か…いや、こんな季節にいるわけないじゃん」


 一瞬流してしまいそうになったが今は真冬、てんとう虫など活動できるはずもない。

普通のてんとう虫ではない、となれば…


「魔物か」


 私はその魔物と思しきてんとう虫を視界に入れつつ戦闘体制に移行する。

その時____


『ちょ、ちょっと待ってくれ!俺はこんな姿で死にたくない!』


 ___どこからか声が響いた。

 なおも戦闘態勢を解かぬまま周囲を確認するが、誰もいない。

そうなると今しゃべったのは目の前のてんとう虫ということになる。


「今のは…?」

『俺だ!いま目お前にいるてんとう虫!いったん話を聞いてくれ!』

「は…?」


 こうして私、エルと人語を解す不思議なてんとう虫の不思議なお話は始まったのだった。


皆様初めまして!てんとう虫とライオンです

半ば趣味的に始めたのでなかなか更新はされませんが皆様に楽しんでもらえる作品を作りたいと思います。なのでなんか温かい言葉を投げてくれると嬉しいです!

いつ完結するか全くわかりませんがぜひ楽しんでいってください!

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