02 席替え!
--数日後--
僕は最近学校に行くのが嫌ではない
それは、水野さんに会えるからだ
「おはよう」
「おはよう」
2人はいつものように眠たそうだった
「また夜更かししたの?」
「まあ、そんなところ」
「そんなんだと体壊すよ」
「心配すんなって」
--水野さん視点--
私は水野雪、
最近は学校へ行くのが嫌ではない
それは...夏目くんに会えるから
夏目くんは笑った顔がとても素敵だ
あの日から私は彼のことが気になっている
気づけば夏目くんを目で追っていた
「雪、なに見てんの」
小学校から友達の芽衣が話しかけてきた
「あ、え、なんでもないよ」
「なにそんなに慌ててるの?」
「気になる人でも出来た?」
「違うよ!」
私は顔から熱を感じた
「照れちゃって、言ってよぉ」
「あ、先生来た!」
「今日は席替えをします」
私達のクラスでは1ヶ月に一度席替えがある
「じゃあ、皆んなくじ引いて」
「雪、何番だった?」
「私29番」
「やったー、雪の席の前だよ」
「そうなの、やったね!」
私は芽衣の後ろになった
--蓮視点--
「えっと、僕は28番」
「蓮、何番だった?」
後ろから春が話しかけてきた
「春は?」
「俺?、俺は17番」
「じゃあ遠いね...」
「マジかよ」
「まあ、くじだから仕方ないよ」
「それもそっか」
残念そうに春が言った
「それより早く席動かそうぜ」
「そうだね」
(僕の席は、えっと...ここ!)
水野さん(あ、)
蓮 (あ、)
そこには水野さんがいた
僕はとても驚いた...
でも、その後自分の状況に気づきとてもドキドキした
感情が顔に出ないように耐えた
「よろしく夏目くん...」
「うん..よろしく水野さん...」
「なに二人とも照れてんの?まさか..」
クラスメイトの南さんが茶化してきた
「芽衣辞めてよぉ、夏目くんごめんね...」
「いいよ、それに...僕は嫌じゃないよ」
「それって...」
「ごめん、なんでもない」
横から見る表情はとても素敵だった
こんな変態みたいな事を言っているが本当だ
(夏目くんと隣なるなんて...)
(水野さんと隣になるなんて...どうゆう風に話したらいいんだろう...)
僕は春みたいに陽気ではないから
こうゆう時どうしたらいいか分からなかった...
--2限目--
「数学かぁ」
前の席の子がため息をついた
僕はいつも通り授業に集中した
僕は勉強が得意な方だった
その時、カタっと音がした
水野さんがペンを落としていた
僕はペンを拾い、渡した
「ありがとう...」
「うん...」
自分から渡したのに、ドキドキした
授業に集中していて気づかなかったが
水野さんの甘い香りがした
その時胸がドキドキとした
--帰り--
帰り、廊下でのこと
「夏目くん」
後ろを振り返ると、水野さんがいた
「クラスでLINE交換してて...夏目くんとも...」
「う、うんいいよ」
「ほんと!」
彼女は笑顔で言っていた
「でも、今携帯持ってない..」.
「あ、じゃあ...よいしょ」
「これ私のメールアドレス」
「ありがと、」
「帰ったら送ってね!」」
「うん、じゃあまた明日」
僕は流されるままに
メールアドレスを受け取ってしまった
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