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異世界最弱で飛ばされた俺の異世界奮闘記  作者: 地球人(仮)
一章 異世界に飛ばされたらしい
5/22

自分の気持ち、暗躍

目が覚めると俺はベットで寝ていた。どうやら気絶した後、誰かに運び込まれたみたいだ。

そしてベットの周りには、蓮と芥川さんと神崎さんと上杉先生がいた。

蓮って今日はテジュンさんの説明受けてたんじゃなかったのか?

少し首を回して窓の方を見てみると夜になっていた。

その時蓮が、

「先生、斎強が目を覚ましました。」

「斎強君大丈夫ですか?」

「先生、俺は大丈夫です。」

俺は体中あちこち痛かったが他の人たちにも心配させないようにそう答えた。

「そうですか、何か体に異常があれば遠慮なく言ってください。力になりますから。」

「分かりました。そのときはお願いします。」

俺がその言葉を言ったあと、上杉先生は安心したのか少し俺に向かって微笑んで出て行った。

「でだ斎強、柴田と遠藤にボコボコにされた…イジメられたんじゃないのか?」

なぜ蓮が事を知っている?!俺は蓮にイジメられたりしている事を言ったことは無いはずだ。

仮に本当のことをはなしても蓮のことだ、本人たちに直接俺のことをいじめるな、とか言いに行くはずだ。

そうなると、今日のような直接的暴力は無くなると思うが陰口を言われる可能性が高い。

毎日グチグチ言われるほうが俺の精神的にきつい。

心配されてるとこ申し訳ないが嘘を言っておこう。

「普通に耐性のステータスを上げるために手伝ってもらっていたんだよ。

少し度が過ぎただけで本人たちに悪気があったわけではないと思うよ。」

自分的にはいい感じで現実味のある嘘を言えたと思うのだが、

蓮なら俺の言った事を信じるだろうし。

「そうか・・・斎強がそう言うなら別に構わないのだが。」

そう言うと蓮は俺のほうを、目を細め、ジッとみてきたのだがすぐに俺から目線をはなした。

「そういうことにしておこう、芥川さんと悪ざk・・・ゲホン、神崎さん聞きたいことは聞けたし部屋をでていこうか。

斎強を安静にさせたほうがいいだろうし。」

あれ、なんか蓮が神崎さんのことを間違えて呼びかけてなかったか?

「それは分かった。だが結城よさっき私のことをなんて呼ぼうとしたかしら?」

あ、神崎さんにもそれは聞こえてたのか。

「えっ、ナンノコトカナ?」

蓮は自分の頬をかきながらそう言った。

「本当のことを話せ結城。嘘をついてるのは分かってる。」

「!!!。・・・なぜ分かった?」

「お前はかなり困ったとき頬をかく癖がある。」

その言葉を聞き終わる前に蓮は全力でこの部屋を出て行った。そのあとに神崎さんも・・・

「斎強君さ、嘘をついてるよね?」

芥川さんは俺に向かってそう言った。

「な、なぜ。」

俺には蓮のような癖はないはずだぞ!

「私見てたんだ。斎強君が柴田さん達に囲まれてるところを・・・」

そうだったのか!

もしかして芥川さんこは蓮たちはこの事を話しているのか?

「このことは、私しかしらないよ。蓮君たちは多分状況とかを見て話してたんじゃないかな?カマかけたんだと思うよ。」

「⁈。なんで俺の考えていることが分かったんだ?」

俺は芥川さんをみたが・・・少し目頭を赤くしていた。

「だって私よく斎強君を見てるもん、それくらいのことは…分かるよ。」

俺ってそんなに見られてたの!?なんか恥ずかしいのだが。

もう一度芥川さんを見てみると…顔が赤くなっていた。

?、どうしたのだろう?

とりあえず心配かけちゃったみたいだしお礼だけでも言っておこう。

「芥川さん、心配してくれてありがとう。けどそこまで怪我とかしてないし大丈夫だよ。それと顔が少し赤くなってるけど大丈夫?」

「えっ、そっ、だ、大丈夫だよ、なっなんでもないよ。」

「そうかならいいんだが。」

「じゃ、私はもう行くね。」

「あぁ、また明日。」

「………斎強君のバカ…。」

「えっ?」

芥川さんにどういう事?と聞こうとしたが、少し慌てた様子で出て行ってしまった。

俺の聞き間違いかな?

俺がバカってどういう事か分からないからな、勉強とかなら分かるのだが。

この状況で勉強とかの話はないだろうし…

うん、聞き間違えという事にしておこう。


30分くらい経った後、神崎さんと…ボロボロになっている蓮が入ってきた。

「えっ、神崎さん蓮のやつなんでこんなにボロボロなの?」

「あっ、ちょっとからかわれて、ちょっと暴れちゃったんだよね。アハハ…」

「ちょっと…どこ…じゃ…ない…だろ。」

「結城がからかうのが悪いんじゃない。」

「悪かったから…もう少し手加減してくれよ。」

「じゃ、私はもう行くから。」

「せめてベットまで運んでくれよ。」

返事をせずに神崎さんは出て行った。

蓮は自分で俺の隣のベットまで歩いて寝転がった。

俺は蓮に何があったのかを詳しく聞いてみた。

聞いた話によると、逃げたあと普通に話をしたりしてその後からかい始めたら神崎さんがきれて追いかけ回され追い詰められてそこで殴られたらしい。

自業自得だな。ザマァw

「って事があって俺もこの部屋、医務室送りになった。」

「そうか、でもそれはお前が悪いよな。」

本当にこいつは何やってんだか。

からかわなければこんな事にならなかったのに。

…もしかして。

俺はある可能性にたどり着いた。

一応蓮に聞いてみよう。

「おい、蓮、お前もしかしてだけど…」

「うん?なんだ?」

「神崎さんの事が好きなのか?」

俺がそう言った瞬間蓮の顔が赤くなった。

そのあと、少しして蓮が落ち着き話し始めた。

「あぁ、そうなんだろうな。ついつい神崎さんをからかってみたくなってしまう。」

「そうか…まぁ頑張れよ俺は応援するから。」

俺はそこで話を切ろうとしたが、

「おい斎強、お前も好きな人言えよ!俺も言ったんだから不公平だろ、お前が言わなきゃ。いないなら気になる人でもいい。」

えっ?なんでそうなる!

「俺にそんな人はいないぞ!」

「嘘つけ!正直に言え!」

「だからいないって!」

「気になる人ぐらいはいるだろう?」

俺はそんな人もいないと言い返そうとしたところで1人の女子の顔が浮かんだ。

その事が顔に出たのか。

「お、その反応はやっぱりいるんだな!」

「いや、いない…ぞ?」

ついつい答えが疑問系になってしまった。

「教えろよ、教えなきゃお前の中学校時代の黒歴史暴露するぞ!」

「頼むからそれだけはやめてくれ!」

中学校時代の黒歴史は俺が自分で名乗ってた名前の事だ。あの時はカッコいいと思ってたんだろうな。あの頃の俺を呪いたい。

「じゃ、言え。」

「………」

「絶対零度で『インフィニティコールド』だっけ?あとは混沌審判で『カオスジャッジメント』とか…他にも」

ぎゃー!!!

「わかった!!言うからやめてください!!!」

「よし、早く言え。」

俺は深呼吸をして言った。

「芥川さんだよ、俺には高嶺の花だな。お前もそう思うだろう?」

「…」

こうなるから言いたくなかったんだ。俺に芥川さんなんて勿体無いもんな。

「頑張ればなんとかなるさ。俺も応援するからお互い頑張ろうぜ。」

「あぁ、わかった。」

俺は自分は絶対に無理だと思ったが蓮の顔をみるとそう言うしかなかった。

俺はこの事を忘れるために寝る事に決めた。


=============================


斎強の奴、芥川さんの事がやっぱり気になってやがったか、まぁ、両想いって事だな。少しづつ理解しあって行けばいいのだろうな。俺は二人の事を応援しよう。


そう思って俺は寝た。


=============================



俺は早く目が覚めた。リンチにされた時の痛みはどうやらなくなっているようだ。

そういえば蓮は起きているのか?

小さい声で俺は蓮に話しかけてみた。

「おい蓮、起きてるか?」

返事がないんただの屍のようだ…じゃなくて寝てるようだな。

しょうがない、とりあえず自分の部屋に行くかな。

俺は蓮を起こさないように医務室から出た。


医務室から自分の部屋に向かっていた時、ある部屋が見えた。


そう、図書室だ。

俺は明日行くダンジョン(アンデットマンション)で足を引っ張らない為にも情報収集する事に決めた。

図書室に入ってみると凄い大きさに俺は驚いた。縦で200メートル横で300メートルくらいあったからだ。


あ、俺ってそういえばこの国の常識知らなかったんだよな、先にそっちを見てみるか。

俺はまず『ラスタニアの市民の基礎』という本をとってみた。

この本には1日のサイクルが書いてあるらしい。

まず1日24時間なのは日本と一緒だ。

しかし一週間は『光曜日』⇨『火曜日』⇨『水曜日』⇨『雷曜日』⇨『土曜日』⇨『風曜日』⇨『氷曜日』⇨『闇曜日』の8日で回っているようだ。そして一ヶ月は4週間ぴったしの32日間だ。一年は11ヶ月の352日間らしい。

他にも色々情報があったが俺にはこの情報以外必要無さそうだ。

次に俺は『ステータスの全て』という本をとってみた。

ステータスには『筋力』『耐性』『俊敏』『魔力』の基礎ステータスの他に

『満腹』『知力』『魅力』『運』という表示されないステータスもあるようだ。そのようなステータスは俺の持っている鑑定強化のユニークスキルが無いと見れないらしい。表示されないステータスは能力が上がりにくく運に関しては全く上がらないらしい。

というか俺の鑑定強化じゃ裏ステータス見れないのは何故だろう?スキルのレベルが足りないのかな?

ユニークスキルは産まれる時には決まっていてそれ以外のユニークスキルはほとんど習得する事が出来ないそうだ。ほとんどであって習得する事のできる人もいるらしい。

この本の俺に必要な情報はこれくらいしかなかった。

次に俺は『スキル図鑑』という本をとってみた。やっぱり異世界だから魔法を使ってみたいしね。

まず俺は魔法スキルの欄を見てみる。

まず魔法は神聖光魔法と邪曲闇魔法の2つの魔法以外は全て覚えられるようだ。神聖光魔法は人間側の勇者が覚えられる魔法で邪曲闇魔法は魔王が覚える事の出来る魔法らしい。

って事は蓮は勇者代表みたいな感じになるのかな?

そこは俺には関係無いから詳しいことは飛ばす事にした。

まず魔法の覚え方だが2つ方法があるらしい。

1つは魔法の仕組みを理解する事。

もう1つは古代のスクロールを見る事。

まず魔法の仕組みを理解する方の事だがまずはその魔法がどの様な条件で発動するのかを覚えるらしい。この本曰く、ほとんどの場合MPの量の事らしい。次にその魔法のイメージをするらしい。

この2つができれば魔法を覚える事ができるという事だ。あとはその魔法の名前を自分で決め、使いたい時にその言葉を言えばいいらしい。

そしてもう1つの方の説明だが、

これは見るだけでMPの使用量とイメージが頭の中に入ってくるらしい。

あとはその魔法に名前をつければ使えるとの事だ。えらく簡単だが古代のスクロールを作れる人が凄く少なく、しかも高いらしい。なので覚える人のほとんどはMPの使用量の理解とその魔法のイメージを考えなければならない様だ。

ふむふむ、時間があったら今度覚えてみるかな。

本を読んでいたら、集合の時間まであと2時間くらいになった。

「しょうがない。今回はこれくらいにして飯を食いに行くかな。あのカレーもどきがおいしいよな。」

俺はそう独り言を言って、図書室をあとにした。



=====================================


「おい愚王、ちゃんと準備はしたんだよな?」

目の前の玉座に座っている、黒い服にフードを被った男がそう言ってきた。

「ワシに命令するとは、なんて不敬な奴だ。」

「黙れ愚王。立場を忘れたか?俺ら悪魔族と繋がってることを貴族達にバラすぞ。お前と娘の安全なんて俺たちには関係ない事だしな。」

「っ!わかったわ。あと準備の事だが、あの勇者の中の一人に、一番の出来損ないに嫉妬している奴がいてな、そいつに協力を頼んだ。出来損ないをこの国から追い出す事が出来るぞ、と言ったら喜んで協力してくれたぞ。」

「そうか、ならいい。」

「そいつを何に使うんだ?」

「それはお楽しみさ。」

「そうか、ワシは大丈夫なんだよな?」

「あぁ、他にも準備があるが失敗しない限りお前と娘の安全だけは守ってやるよ。だから安心しろよ!愚王ラスタニア!」

そう言って黒服にフードを被った男はワシの前から去って行った。


明日の投稿はお休みさせていただきます。

次は火曜日のAM4時になると思います。


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