妹誕生!
なんか話が急展開ですが気にしないでください。
俺は今《岩山の洞窟》に来ていた。
ここにいるオークが時々平原を通っている人々を攫っているらしい。
囚われている人を救えば1人あたり10シルバーギルド側が用意してくれるらしい。
「敵襲!!」
言語理解のおかげでオークの会話が分かるのだが。すげーな言語理解。あとイカ臭い。
岩陰に隠れながらオークの隙をついて走る。
あっ、通路からオークが出てきた。
「おっ、お前!」
俺は容赦なくオークを剣で斬る。
オークの首をスパーンときる。
オークは絶命した。
足音が聞こえてくる。
どうやら今の戦闘がバレたみたいだな。
俺は再び岩陰に隠れる事にした。
「コイツ首が転がってるぞ!」
「まだ近くにいるはずだ、探せ!」
オークが遠のいて行った。
今の内に奥へ行こう。
俺は薄暗くてジメジメしていてイカ臭い通路を進んだ。
それから走る事5分、俺は一際大きく黒いオークがいる広い広場に出た。
「えっと、お邪魔してます。」
俺はそのオークが「⁉︎」みたいな反応をしていたのを見た。
少ししてオークが俺に話しかけてきた。
「お前が侵入者だな。」
黒いオークが槍を持って俺の所には向かってきた。
ところがオークの槍は四角い宙を浮いている物体に弾かれた。
オークは目を丸くして驚いている。
俺の投影(盾)の力だ。
実は依頼を受けに行った時トレインさんからいただきました。
俺は近くに落ちていた石をオークに向かって投げた。
石がオークの体を貫通したあとピクピクして息絶えた。
「あ、人質の場所聞くの忘れた。」
俺は、広い広場の先にある道へ進んだ。
それから歩く事10分鍵がかかっているドアを見つけた。
「誰か助けてください!」
中から声が聞こえてくる。
間違いなくここだな。
俺はドアを蹴り飛ばした。
「キャ!」
あ、蹴り飛ばしたドアが誰かに当たったみたいだな。
「まぁ良いか。」
部屋に入ってみると俺の方をみて沢山の人が「えっ、何?誰?」みたいな顔をしていた。
えっ、何この状況…
俺に向かって1人の少女が走ってきた。
顔から鼻血が出ている。
「何してくれてるんですかー!!」
バシ!
な、殴られた。な、なぜー!!!!
殴ってきた少女の方をみてみると頭から耳が、猫耳が生えていた。
そう、猫耳だ。健全な男子高校生なら一度は憧れるあの猫耳だ。あと背が小さくて可愛い。10歳くらいかな?
「えっと、皆さん救出に来ました。」
「えっ、お兄ちゃん私の事は無視なのですか?」
猫耳の少女が俺に疑問を投げかけてくるが今はそれどころじゃない。
「後で聞くので早く脱出しましょう。ついてきてください。」
みんなが俺についてくる。
2分ぐらい歩いただろうか、そこに斧を持った。黒いオークよりさらに大きくイカ臭いオークが現れた。
隣に普通のオークもいる。
ステータスを見てみると。
=================================
オークキング 男 lv63
HP 12000/12000
MP 3000/3000
筋力: 5000
耐性: 4800
敏捷: 3000
魔力: 1000
知識: 600
魅力 : 0
運: 10
スキル 身体能力強化lv.MAX
ユニーク
=================================
俺より弱いな。これなら負ける心配はないだろう。
今の俺はオークを倒しまくった事でステータスがすごい上がっている。
「皆さん少し下がってて下さい。コイツは俺がやりますので。」
しかし身体能力強化か、これは欲しいな。
よし、疲れるがいただこう。
俺はスキルを入手した。
だが疲れるどころか力がみなぎってきた。
今ならトレインさんと戦っても勝てそうな気がする。
「こいつが部下を殺したやつか?」
隣にいるオークに話しかけている。
「そうです。兄貴やってください。」
オークキングが俺の前に歩いてくる。
俺はオークキングにニヤリと見下すような冷笑を浮かべた。
「な、なめやがってー!!!!」
オークキングが俺に剣を振るが俺は片手で剣を受け止め、そして剣をへし折った。
オークキングが目を丸くして驚愕している。
俺はそれを見逃さずオークキングが動けないうちに首を跳ね飛ばした。
オークキングを倒すと近くにいたオークは逃げて行った。
「皆さんもう大丈夫ですよ。」
捕まっていた人たちが出てきた。
「お兄ちゃん強すぎない?」
猫耳の少女が話しかけてくる。
「いや、そんな事はないよ。」
いやいや、強すぎだろ!と捕まっていた人達は皆思っているが相馬は気づいてはいない。
「そうなの?お兄ちゃん名前はなんていうの?」
「ソーマだ。名の名前は?」
「私はアイリ。少しの間だけどよろしくね、ソーマお兄ちゃん。」
猫耳の少女アイリは俺に満面の笑みでそう言ってきた。鼻血が出ているのが残念だが、可愛いじゃないか。
「アイリ、鼻血拭けよ。」
そう言ったらアイリから右ストレートがとんできた。
なぜ殴られなきゃならん!
斎強 相馬はデリカシーがなかったのだ。
本人は全く気付いていない。
「ソーマお兄ちゃんのバカ!」
アイリはそう言って早足で洞窟を進んで行ってしまった。
少しして悲鳴が聞こえてくる。
まさかオークか?まだいたのか?
「どうした!」
「む、虫が!」
アイリは虫を怖がっていた。蜘蛛みたいな虫だった。
「はぁ…」
「ソーマお兄ちゃん早く助けてよ!」
俺は蜘蛛みたいな虫を追い払った。
「ありがとう、ソーマお兄ちゃん。」
アイリは少し涙目になっている。
後ろにいる皆さんが優しい目で見てくる。
なんか居づらいわ。早くここから出たいな。
それから歩く事5分、ついに草原に出た。
「う〜〜〜〜〜久しぶりの外だ!」
アイリがそう言うと捕まっていた人達が喜び出した。
そこからは特に何もなく街に着いた。
俺は洞窟にいた人達を連れてギルドにはいる。
「トレインさん、戻りました!」
「お、ボウズお疲れ!!!!」
トレインさんは後ろにいる人達を見ると目を丸くして驚いた。
「やっぱすげーなボウズ、とりあえず身元の確認するから報酬は、それまで待っていてくれ。」
俺はギルドにあるイスに座って待つことにした。
さて、まずはステータスを見てみよう。
=================================
斎強 相馬 16歳 男 lv23
HP 78000/78000
MP 25000/56000
筋力: 46000
耐性: 58000
敏捷: 64000
魔力: 36000
知識: 2500
魅力 : 1400
運: 100
スキル 鑑定lv.MAX 身体能力強化lv.MAX 言語理解 剣術lv.5
ユニーク 鑑定強化lv.3 投影(盾)
=================================
なんか身体能力強化手に入れて俺のステータスが凄い事になっている。
ステータスがトレインさん抜いてるな。
そこにアイリがやってきた。泣きそうな顔をしている
「どうしたんだ、アイリ⁉︎」
「ひっ…うっ…うわ〜〜〜〜〜ん!!!!!」
アイリは俺の服に抱きついてきた。
えっ、えっ! な、なんで?
「あ…悪いなボウズ、どうやらその子の親が…あー、…その、オークに…」
あ、そういう事か。
「アイリは辛い事を沢山の体験してきたんだね。本当によく頑張った。」
俺はアイリを慰める為に言ったのだが。
ウワーーーーーーン!!!!
それが原因だったのか分からないがさらに声を大きくして泣き出してしまった。
あいつ小さい女の子泣かせだぞとか聞こえてくる。
周りからの目線が痛い。
しばらくアイリは泣き止まなかった。
少ししてアイリは泣き止んだ、疲れたのかそのまま俺の膝の上で眠ってしまった。
「で、ボウズ悪いんだがその子の親代わりになってくれないか?」
……………………………はあ??!!このおっさん何言ってるの?俺はまだ未成年だぞ!
「おっさんとは酷いな、確かにそのような年にはなっているが。あとボウズ、15歳超えてないのか?」
あ、声に出てたみたいだな。
「へっ⁉︎成人って20歳じゃないの?」
「違うぞ、ボウズ。この世界は15歳になったら成人だぞ。」
そうなのか、なるほどね。
「で、なんで俺がこの子の親代わりに?」
「この子は親が居なくてギルドが保護しようとしたんだがな、ソーマがいいって聞かなくてな。」
えっ?どういう事?
「詳しくは、その子に聞いてみてくれ。」
トレインさんは去って行った。
あ、報酬もらってない!!!!
明日でいいか。とりあえず宿にアイリを連れて帰ろう。
俺はアイリを背中に乗せ『キズの癒し亭』に向かった。
「ララさん!」
俺が名前を呼ぶとカウンターから『キズの癒し亭』の女将、ララさんが出てきた。
「あいよ、お、ソーマ君じゃないか、その子は……ははぁんそういう事か。」
絶対この人勘違いしてるぞ。
まぁいいか。
「2人部屋の大きいベットがある部屋は70カッパーだよ、風呂入るなら10カッパー追加で払ってくれ。」
俺はカウンターに80カッパーおいてララさんから部屋の鍵を借りた。
「406号室ね、ごゆっくり〜」
ララさんはカウンターの中に入っていった。
俺は406号室に入りアイリをベッドに寝かせ近くにあるイスに座った。
はぁ、なんかすんごい疲れたんだが。
とりあえずアイリのステータスを見てみよう。
=================================
アイリ 9歳 女 lv1
HP 100/100
MP 10/10
筋力: 70
耐性: 50
敏捷: 60
魔力: 10
知識: 300
魅力 : 900
運: 70
スキル
ユニーク 「#%¥*」
=================================
9歳なのか、これじゃ親が居ないと辛いな。
あとユニークのところなんだろう?
まぁいいや、風呂を沸かすかな。
風呂の下にある藁に火をつけて部屋に戻ってくるとアイリは起きていた。
「ソーマお兄ちゃん、ここどこ?」
「俺の泊まってる宿だ。アイリはこれからどうしたいんだい?」
「ソーマお兄ちゃんについて行きたい。」
「アイリ、俺はいつかここを出て行く。俺が行くところはとても危険なんだ。だからアイリを死なせない為にも連れていけない。」
「それでも私はお兄ちゃんについて行きたい、いやついて行く。」
「でも、アイリ…君の強さじゃ【なら強くなる!】ついて…」
「お願いお兄ちゃん!強くなるから私を連れて行って。」
アイリが目をウルウルさせてる。
「はぁ、分かった。俺が連れて行けると思うまで鍛えてやるからそれまでビシバシ鍛えてやる!」
「わかったよ、ソーマお兄ちゃん!」
こうして俺とアイリは明日から訓練する事になった。
アイリに目をウルウルされてお願いされたら断るに断れないよ。
本日より俺に妹ができました。
うん、まぁ、なんだろ。蓮にシスコンって呼ばれそうな気がするw
あ、やべ服買わないとかえがない。
明日アイリと一緒に行って買うかな。




