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トカゲと散歩、お仕事しましょ  作者: *ファタル*
新しいレシピのお披露目
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13

スイートポテトを5回ほどおかわりすると、最後は通常の大きさのがいくつか並べられたお皿が来た。

どうやら、私たちが何度もおかわりしてるのを聞いたルドさんが、気を利かせてくれたらしい。



助かった。さっきのお茶で結構な魔素が減ったみたいで、食べても食べても、小さいのだけじゃ足りなかったんだよね。

それを見た長老さん達も、同じ大きさのスイートポテトをおかわりしていた。



キルビルさん達もおかわりしてるけど、魔素酔いにならないのかな。

クルビスさんに食べさせながら周りを見ると、他のテーブルは食べ終わって、お茶とおしゃべりを楽しんでるみたいだ。



同じスタグノ族とは言え、持ってる魔素の差かなあ。

こんなにおかわりしてるのはこのテーブルくらいだろう。



「ああ、もっと味わいたかったですわ。」



「本当に。このスイーツはいつ頃教室が開かれるのかしら。ぜひ、うちの調理師にも取得させたいですわ。」



「私は先程の肉のような魚が気に入りました。煮魚以外でも、魚があのように美味だとは。」



「ええ。甘いソースには驚きましたが、ただ甘いわけではありませんでしたな。あの香り、あの魚によく合っていた。」



「ええ。あの魚はどこで扱っているのでしょうか?今まで味わったことのない種類のようですが。」



あらら。好評なのは嬉しいけど、スイートポテトの料理教室や干物について噂になってる。

まあ、美味しいもの食べたら、次も食べたいってなるもんね。



料理教室で教えるのはまだまだ先だけど、干物はいつ出回るようにするんだろ。

冬である休眠期の前に大量に作るんだよね?



魚人の里で今からが生産のピークなはずだけど。

あ、メルバさん達がニヤニヤしてる。



「ふふふ〜。大成功〜。」



「これで休眠期前の蓄えはバッチリですな。」



「街にも干物が流通するのう。」



「調味料もバカ売れじゃて。」



あ、それで生姜焼きもここでお披露目したんだ。

守備隊のメニューになるんだから、かき氷の時みたいに、ほっといても十分知られるのになあと思ってたんだけど。



メルバさんと長老さん達のゴリ押しだったとは。

キルビルさん達はニコニコと目を細めて、ウキウキしてるメルバさん達を見ている。



明るい魔素しか感じないから、キルビルさん達は不満はないみたいだけど、他所の一族のお披露目で無茶やるなあ。

あ、クルビスさんお腹いっぱいになりました?

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[一言] お帰りなさい! また読めるのがうれしいです。 ステキなクリスマスプレゼントでした!
[一言] 更新ありがとうございました! 久し振りにこの世界に浸れて嬉しいです 本当にありがとうございました!!!
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